2021.08.19

社長ブログ

『神降臨』

実は今月のコラムは、私の心の中で完全に封印してしまおうとしたネタでございます。“コロナ渦”が少しずつ“WITHコロナ”に移行しつつある今こそ、皆さんの生きる勇気になるのではと思いまして文章にしました。お読みください。

 

「えっ 私ですか?」

今年のある日、地元の中学校から授業のオファーを頂いた。なんでも、『働く事の楽しさを、学生に伝えて頂きたい』との事で、わざわざ地元工務店のポッチャリしたおっさんに、「誰がポッチャリやねん!」と一人ボケツッコミをかましたいぐらい、嬉しいオファーを頂いた。

 

これは日頃、高垣工務店が楽しそうに働いている様に見えているのだと思いまして、喜んでお引き受けさせて頂いたまでは良かったが!?どうやったら中学生の皆さんにお伝えできるのか?ない頭で考えまくった。なるべく分かりやすい言葉で、映像や、高垣工務店でも伝えているワークを通して、45分をお届けしようと、スタッフにもフィードバックをもらいながら、全力の資料52ページを作らせて頂いた。僕自身かなり、満足のできになった!!

 

タイトルは、その名も『お仕事はおもろい』オープニングは、学生の心をわしずかみにしようと、小道具としてベルを用意した。ベルを鳴らすと、全員が拍手すると行ったシンプルなルール!本番に向けて、何回も練習させて頂いた。本番当日、服もバリッと一張羅のスーツで挑んだ。少しお腹が出ていてパッツンパッツンでしたが、一休さんバリに、「気にしない 気にしない」で挑む。

 

 

本番一時間前入りして、入念に映像や音のチェック。先生方も、僕の緊張を施してくれようと、優しく対応してくださった。社長の勇姿を目に焼き付けろ”と言わんばかりに高垣工務店のスタッフを大勢見にこさせた。チャイムが鳴り、100名以上の学生の皆様が、大教室に集まる。いつも、接する事のない学生の皆さんの人数に圧倒されてしまった。先生が僕を紹介してくださった。ガチガチに緊張したまま前に出た。ここで、緊張をほぐす小道具として用意してたベルに頼ろうと、床に置いていたベルを思いっきり鳴らそうとしゃがんだ瞬間、“ビリーーッ”

 

 

一瞬わけが分からんかったが、パッツンパッツンのズボンが破れた!それも、エビスジーンズのM字型の様に破れた。ドカーーーン 開始1分で、場内割れんばかりの笑いが起きた!笑いの神降臨!女生徒からは、キャーと悲鳴が上がる。憧れのキャーでは無くて、絶叫の方の…。漫画でお尻の破れた人を見た事はあるが、まさか自分が破れる側の人になるとは…。

 

 

笑いは約5分間止まらなかった。狙った笑いならかっこいいが、笑われる笑いは辛かった。せっかく作った資料の想いは生徒に伝わる事なく、僕自身もうー何を喋ったかすら覚えていない。見に来ていたスタッフも何も言わず帰って言った。この辛すぎる出来事を帰ってから、中学生の娘に話したら「恥ずかしくて私、もう塾に行けない!」と泣き出してしまった。父、大失敗。

 

 

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