2024.08.03

家づくり日記

新築の子供部屋でよくある失敗とは?設計のポイントと仕切り方

img

新築住宅を建てる予定があり、間取りやインテリアにこだわりたいと考えているあなたは、きっと「子ども部屋」の設計にも頭を悩ませているのではないでしょうか。
特に、子どもの将来を見据えた家づくりをしたいと考えている方にとって、子ども部屋は重要な空間ですよね。

しかし、いざ間取りやインテリアを決めようとすると、たくさんの選択肢があり、どれを選べばいいのか迷ってしまうことも多いでしょう。
せっかくの新築なのに、後で「こんなはずではなかった…」と後悔しないためにも、事前にしっかりと計画を立てておくことが大切です。

この記事では、新築で子ども部屋を作るときに、間取りやインテリアで失敗しないための具体的な方法をご紹介します。
後悔しないためのポイントや、子どもの成長に合わせた部屋作りのヒントも盛りだくさんです。
ぜひ最後まで読んで、理想の子ども部屋を実現してください。

 

□新築子供部屋でよくある失敗例

 

新築で子ども部屋を作るときにありがちな失敗例を3つご紹介します。
失敗談から学ぶことで、後悔しない間取りやインテリアの設計ができるようになるはずです。

 

1: 広さが違うので将来揉めそう

新築当初は、子どもがまだ小さいため、将来のことはなかなか想像できませんよね。
そのため、夫婦だけで間取りを決めてしまい、後で後悔するケースも少なくありません。
特に、兄弟姉妹で広さの違う部屋を作ってしまうと、成長した時に「なんでこっちの部屋の方が狭いんだ。」と不満が爆発する可能性があります。

例えば、寝室以外に広さの違う洋室2部屋(子ども部屋1部屋と客間1部屋)を作ったけれど、子供が生まれたことで客間を子ども部屋にすることになったというケースです。
このような場合は、最初から同じ広さの部屋にしておくか、将来の拡張性を考慮した間取りにしておくことが大切です。

 

2: 壁一枚の仕切りなので音漏れが気になる

隣り合う子ども部屋を壁一枚で仕切ってしまうと、音が筒抜けになってしまい、お互いのプライバシーが守られない可能性があります。
特に、勉強や音楽練習など、集中力を必要とする場面では、音漏れは大きなストレスとなります。

もし、壁一枚で仕切る場合は、防音対策をしっかりと行う必要があります。
例えば、遮音性の高い壁紙や建材を使用したり、クローゼットや本棚を壁側に設置して音を遮断したりするなどの工夫が必要です。

 

3: 収納が足りなくて物が溢れている

子ども部屋は、おもちゃや洋服、本など、様々なものが増えていく場所です。
クローゼットや収納スペースが足りないと、部屋がすぐに散らかってしまい、片付けが大変になってしまいます。

子ども部屋の収納スペースは、大きめに設計しておくのがおすすめです。
また、オープンシェルフや引き出し収納など、整理しやすい収納方法を取り入れることも有効です。

 

□後悔しない!理想の子供部屋をつくるための間取り設計

 

新築で子ども部屋を作る際に、後悔しないための間取り設計のポイントをご紹介します。
広さや日当たり、収納スペースなど、様々な要素を考慮することで、子どもにとって快適な空間を作ることができます。

 

1: 広さ

子ども部屋の広さは、子どもの年齢や将来の生活スタイルを考慮して決めましょう。

幼児期:4.5帖程度でも十分な広さですが、将来を見据えれば6帖程度あると安心です。
学童期:勉強机や本棚、収納スペースなどを置くことを考えると、6帖~8帖程度が理想的です。
思春期以降:個室として使う場合は、8帖~10帖程度あると、ゆったりと過ごせる空間になります。
ただし、家族と過ごす時間や、大学などへの進学で将来使わなくなることも想定すると、ある程度の面積でも十分役割を果たすケースも多いのが事実です。

 

2: 日当たり

子ども部屋は、明るく日差しがたっぷり差し込む空間であることが大切です。
南向きや東向きの部屋は、日当たりが良く、快適に過ごせます。

ただし、夏は暑くなりすぎる可能性があるため、窓にブラインドやカーテンを取り付けて、光量を調整できるようにしておくと良いでしょう。

 

3: 収納スペース

子ども部屋は、おもちゃや洋服、本など、様々なものが増えていく場所です。
収納スペースを十分に確保しておくことが、スッキリとした空間を保つために重要です。

クローゼット:洋服や季節物の収納に最適です。
オープンシェルフ:本やディスプレイ、収納ボックスなどを置くのに便利です。
引き出し収納:細かいものを整理するのに最適です。

 

4: 生活習慣

子どもの生活習慣を考慮して、間取りを設計しましょう。

勉強机:集中しやすい場所に設置しましょう。
ベッド:睡眠の質を高めるために、静かで落ち着ける場所に設置しましょう。
デスクスペース:パソコンやタブレットを使うスペースがあると便利です。

 

5: ドアの位置

ドアの位置は、家具のレイアウトや動線を考慮して決めましょう。

家具の搬入:家具の搬入がスムーズに行えるように、ドアの幅や位置に注意しましょう。
動線:部屋の中をスムーズに移動できるよう、ドアの位置を工夫しましょう。

 

□間仕切りでフレキシブルな空間を実現!子ども部屋を後から仕切る方法

 

子ども部屋は、子どもの成長に合わせて、間仕切りでフレキシブルな空間を実現できるのが魅力です。
最初から個室にするのではなく、最初は広々とした空間として使い、必要に応じて後から仕切ることも可能です。

 

1: 間仕切り壁

間仕切り壁は、しっかりとした個室を作りたい場合におすすめです。
しかし、後から設置するには工事が必要となり、費用や手間がかかります。

 

2: 可動式の家具

背の高い本棚やクローゼットなどの収納家具で仕切る方法も人気です。
収納と間仕切りが同時に実現でき、移動も楽なので、子どもの成長に合わせてレイアウトを変更できます。

 

3: 引き戸

壁よりも手軽に仕切れるのが引き戸です。
必要に応じて仕切ったり、開放したりできるので便利です。
特に、同性の兄弟姉妹の場合は、コミュニケーションを取りたいときもあるでしょう。

 

4: パーテーション

パーテーションは、簡易的に仕切りたい場合に便利です。
可動式や折り畳み式のパーテーションなど、様々なタイプがあります。

 

5: ロールカーテン

ロールカーテンは、手軽に仕切れるだけでなく、光量も調整できます。
費用を抑えたい場合にもおすすめです。

 

□まとめ

 

新築で子ども部屋を作る際には、間取りやインテリアの設計に十分注意する必要があります。
失敗しないためには、子どもの将来を見据え、広さ、日当たり、収納スペース、生活習慣などを考慮して、後悔のない空間作りを目指しましょう。
また、間仕切りを活用することで、子どもの成長に合わせて、フレキシブルな空間を実現することも可能です。

この記事が、あなたにとって、後悔しない理想の子ども部屋作りの参考になれば幸いです。

当社は、和歌山県田辺市周辺を中心に紀南地域で家づくりを行っております。
一人一人の理想に合わせたご提案をしますので、ぜひご相談ください。

この記事のカテゴリ:

家づくり日記

お知らせ・ブログ一覧ページに戻る