2024.08.10

家づくり日記

家事動線の良い間取りとは?おすすめのアイデアや3つのポイント

img

家事動線の良い間取りは、快適な暮らしを実現する上で欠かせない要素です。
新築住宅を建てることを検討している方は、ぜひ家事動線を意識した間取り設計を取り入れてみましょう。
この記事では、家事動線の良い間取りとは何か、そしてより効率的な家事動線を実現するための間取りアイデア、さらに間取りを決める際に意識すべき3つの家事動線を詳しく解説していきます。

□家事動線の良い間取りとは?

家事動線の良い間取りとは、キッチン、洗面所、お風呂、トイレなどの水回りを集約し、さらに「生活動線」も考慮した、スムーズに家事ができる間取りのことです。

1: 水回りを集約する

家事動線をコンパクトにまとめる基本的な間取りは、水回りを一カ所に集約した間取りです。
キッチン、洗面所、お風呂、トイレなどの水回りを近くに配置することで、家事の移動距離が短縮され、効率的に作業を進めることができます。
例えば、キッチンから洗面所へ移動して洗濯物をたたむ、お風呂から洗面所へ移動して身支度をするといった動作がスムーズに行えます。

2: 生活動線を考慮する

ただし、水回りを集約する際には、家族が朝の身支度など、生活動線を考慮することも重要です。
水回りを一カ所に集めた場合、複数の人が同時に利用しようとすると、洗面所などが混雑しやすくなることがあります。
そのため、回遊動線を確保し、どこからでも出入りできるように設計することが大切です。
例えば、洗面所と廊下、キッチンと洗面所など、複数の場所にドアを設置することで、スムーズな移動が可能になります。

3: 収納スペースの確保

家事動線の良い間取りには、適切な収納スペースの確保も不可欠です。
キッチン、洗面所、廊下などに収納スペースを設けることで、家事用品や衣類などを整理整頓し、スッキリとした空間を実現できます。
また、収納スペースを活用することで、必要なものをすぐに取り出せるようになり、家事の効率アップにもつながります。

□より効率的な家事動線を実現する、おすすめの間取りアイデア

家事動線をさらに効率的にするために、パントリー、土間収納、ランドリールーム、ファミリークローゼットなどの間取りアイデアを取り入れることもおすすめです。

1: パントリー

パントリーとは、食品や飲料などのストックを収納するためのスペースです。
キッチンにパントリーを設けることで、食材や調味料などをまとめて収納でき、整理整頓がしやすくなります。
また、キッチンからパントリーへスムーズに移動できる動線を確保することで、料理の準備や片付けが効率的に行えます。
パントリーは、キッチンと洗面脱衣室の間に設置したり、玄関横のシューズクロークとキッチンの間に設置したりするなど、様々な場所に配置できます。

2: 土間収納

土間収納は、玄関に設置された収納スペースで、靴やアウトドア用品、子どもの遊び道具などを収納するのに最適です。
土間収納は、玄関から直接アクセスできるため、荷物や靴の出し入れがスムーズに行えます。
また、土間は水洗いできるので、雨で濡れた傘や靴を置いておくのにも便利です。
土間収納は、キッチンとつなげることができるウォークスルータイプにすることもできます。
ウォークスルータイプにすることで、買い物から帰ってきたときに、玄関から土間収納を経由してキッチンへ直接食材を運ぶことができ、家事動線を効率化できます。

3: ランドリールーム

ランドリールームは、洗濯、乾燥、アイロンがけなど、洗濯に関する作業を行うスペースです。
ランドリールームをキッチンと隣接させることで、料理をしながら洗濯物をたたんだり、乾燥機を回したりすることができます。
また、ランドリールームに洗面台を設置することで、洗濯後の手洗いなどもスムーズに行えます。
ランドリールームは、太陽光が当たる場所に設置すると、洗濯物を自然乾燥させることができ、省エネにもつながります。

4: ファミリークローゼット

ファミリークローゼットは、家族の洋服をまとめて収納できる大型のクローゼットです。
ファミリークローゼットは、ウォークインタイプにすることで、洗濯して畳んだ洋服をスムーズに収納できます。
また、ファミリークローゼットにアイロン台やハンガーラックを設置することで、洗濯に関する作業を効率的に行うことができます。
ファミリークローゼットは、ウォークスルータイプにすることで、回遊動線を確保し、複数人で同時に利用することもできます。

□間取りを決める際に意識すべき3つの家事動線

家事動線を考える際には、洗濯動線、調理動線、掃除動線の3つを意識することが重要です。

1: 洗濯動線

洗濯動線とは、洗濯、乾燥、畳む、しまうという一連の作業を行う動線です。
洗濯動線をスムーズにするためには、洗濯機、乾燥機、収納スペースを近くに配置することが重要です。
例えば、洗濯機と乾燥機を隣接させ、洗濯物を畳むスペースも近くに確保することで、効率的に洗濯作業を進めることができます。
また、家族の洋服を収納する場所をできるだけ一カ所にまとめることも大切です。

2: 調理動線

調理動線とは、買い物、食品の収納、料理、片付け、ゴミ出しという一連の作業を行う動線です。
調理動線をスムーズにするためには、キッチンとパントリー、冷蔵庫、ゴミ箱などを近くに配置することが重要です。
また、キッチンに作業スペースを確保したり、収納スペースを充実させたりすることで、料理の準備や片付けを効率的に行うことができます。

3: 掃除動線

掃除動線とは、各部屋を掃除する際の動線です。
掃除動線をスムーズにするためには、段差を少なくしたり、掃除機をかけやすいように通路を確保したりすることが重要です。
また、ロボット掃除機を導入する場合には、ロボット掃除機がスムーズに移動できるよう、障害物を少なくしたり、充電ステーションを設置したりする必要があります。

□まとめ

家事動線の良い間取りは、家事の負担を軽減し、快適な暮らしを実現するための重要な要素です。
水回りを集約し、生活動線を考慮した間取りにすることで、家事の効率を高め、家族の時間をより豊かに過ごすことができます。
また、パントリー、土間収納、ランドリールーム、ファミリークローゼットなどの間取りアイデアを取り入れることで、さらに快適な生活空間を実現できます。
間取りを決める際には、洗濯動線、調理動線、掃除動線の3つを意識し、自分にとって最適な間取りを検討することが大切です。

当社は、和歌山県田辺市周辺を中心に紀南地域で家づくりを行っております。
家事動線にこだわった暮らしやすい家をつくりたい方は、ぜひご相談ください。

この記事のカテゴリ:

家づくり日記

お知らせ・ブログ一覧ページに戻る