2024.12.10

家づくり日記

高気密・高断熱住宅で冬の室温を最適に!家を建てるなら知っておきたいこと

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冬はやっぱり暖かく過ごしたいですよね。
特に、共働き世帯にとって、仕事で疲れて帰ってきて、温かい家でゆっくりとくつろぎたい気持ちは、誰しも同じでしょう。
でも、せっかく新築を建てたのに、冬は寒くて、光熱費もかさむ、そんな悩みをお持ちではありませんか。
そこで注目したいのが、高気密高断熱住宅です。
高気密高断熱住宅は、冬暖かく、夏涼しい快適な住空間を実現してくれるだけでなく、光熱費の節約にも繋がる、まさに夢のような家。

この記事では、高気密高断熱住宅のメリットや、実際に住んだ場合の温度変化、冬でも暖かく過ごすための対策などを具体的に解説していきます。
高気密高断熱住宅に興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

高気密高断熱住宅ってどんな家?

高気密高断熱住宅とは、文字通り、気密性と断熱性を高めた住宅のことです。

気密性とは、建物の隙間を少なくし、空気の出入りを防ぐことを指します。
高気密住宅では、壁や窓、天井などの隙間を、気密テープやパッキンなどでしっかりと塞ぎ、外気の影響を受けにくくしています。

断熱性とは、熱の伝わりを抑制することを指します。
高断熱住宅では、外壁や屋根、床などに断熱材をしっかりと充填することで、外気温の影響を遮断し、室温を安定させます。
高気密と高断熱を組み合わせることで、冬は暖かく、夏は涼しい、快適な住空間を実現することが可能になります。
さらに、冷暖房効率が向上するため、光熱費の節約にも大きく貢献するのです。

高気密高断熱住宅は本当に暖かいの?

「高気密高断熱住宅は、実際にどれくらい暖かいの。」
「冬でも快適に過ごせるの。」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで、実際に高気密高断熱住宅に住んでいる方の体験談をご紹介します。

1:冬でも暖かく過ごせる

高気密高断熱住宅では、外気温の影響を受けにくいため、室温が安定し、冬でも暖かく過ごせます。
実際に、あるご家庭では、外気温が氷点下でも、室温は20℃以上をキープし、暖房の設定温度を低くしても快適に過ごせているそうです。

2:床も冷たくない

高断熱住宅では、床下の断熱材によって、床から伝わる冷気を遮断し、足元も暖かく保ちます。
そのため、冬でも裸足で過ごせるほど快適で、小さなお子様がいる家庭でも安心です。

3:光熱費の節約

高気密高断熱住宅は、冷暖房効率が向上するため、光熱費を大幅に節約できます。
実際に、従来の住宅と比べて、年間の暖房費が半分になったというケースも珍しくありません。

高気密高断熱の家なのに寒い?対策方法をご紹介

高気密高断熱住宅は、適切な設計や施工がなされれば、冬でも暖かく快適に過ごせる家です。
しかし、中には、高気密高断熱住宅なのに、思ったように暖かくならないという声も耳にするかもしれません。
高気密高断熱住宅でも、適切な設計や施工がされていない場合、寒さの原因となることがあります。
そこで、高気密高断熱住宅でも寒さを感じてしまう原因と、その対策方法をご紹介します。

1:窓からの冷気

窓は、家の外壁の中でも断熱性能が低い部分です。
特に、古い住宅や、窓の種類によっては、外気の影響を受けやすく、冷気が侵入してくることがあります。
対策としては、以下の3つの方法があります。

・窓を断熱性の高いものに交換する
窓を複層ガラスやトリプルガラスなどの断熱性の高いものに交換することで、冷気の侵入を防ぎ、室温を安定させることができます。

・断熱シートや断熱カーテンを取り付ける
窓に断熱シートや断熱カーテンを取り付けることで、窓からの冷気侵入を防ぐことができます。

・厚手のカーテンを使用する
厚手のカーテンは、断熱効果だけでなく、遮光効果も高く、室温の低下を防ぎます。

2:換気による温度低下

換気は、室内の空気の質を保つために非常に重要ですが、換気方法によっては、室温が低下してしまうことがあります。
特に、換気扇を長時間稼働させたり、換気口が適切に設置されていない場合は、室温が低下する可能性があります。
対策としては、以下の方法があります。

・全熱交換型換気システムを採用する
全熱交換型換気システムは、室内の空気を取り込みながら、排気する際の熱を回収して、給気する空気に熱を戻すシステムです。
そのため、換気による室温の低下を抑えることができます。

・換気扇の運転時間を調整する
換気扇は、必要な時だけ運転するようにしましょう。
また、換気扇の運転時間を短くしたり、弱運転にすることも有効です。

・換気口の断熱対策をする
換気口から冷気が侵入しないように、断熱材などで断熱対策をすることも有効です。

3:隙間からの冷気

高気密高断熱住宅では、気密性が重要となります。
しかし、設計や施工が適切になされていない場合は、壁や窓、天井などに隙間が生じ、そこから冷気が侵入してくることがあります。
対策としては、以下の方法があります。

・隙間を埋める
隙間をコーキング材や気密テープなどでしっかりと埋めることで、冷気の侵入を防ぎます。

・気密測定を行う
家を建てる前に、気密測定を行うことで、隙間を事前に発見し、適切な対策を行うことができます。

まとめ

高気密高断熱住宅は、冬暖かく、夏涼しい快適な住空間を実現してくれるだけでなく、光熱費の節約にも繋がる、魅力的な住宅です。
この記事では、高気密高断熱住宅のメリットや、実際に住んだ場合の温度変化、冬でも暖かく過ごすための対策などを具体的に解説しました。
高気密高断熱住宅に興味がある方は、今回の内容を参考に、自分にぴったりの家を見つけてみてください。
快適で省エネな暮らしを実現するために、高気密高断熱住宅を検討してみてはいかがでしょうか。

当社では、和歌山県田辺市周辺を中心に紀南地域でお客様一人ひとりの理想を叶える自由設計の住宅づくりを行っております。
もし、理想の住まいにこだわりたい方はぜひ当社までご相談くださいね。

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