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2025.01.25
家づくり日記
新築を建て、クロス選びを終えたのに「白すぎた」と後悔している方もいるのではないですか。
白いクロスは清潔感があり、部屋を広く見せる効果もある一方で、明るすぎたり、落ち着かなかったり、汚れが目立ったりと、様々な問題点も潜んでいます。
今回は、和歌山県田辺市周辺を中心に紀南地域で住まいについて考えている方に向けて、新築のクロスが白すぎたという方の後悔を防ぐためのポイントや、おしゃれな空間を作るための秘訣を、具体的な解決策とともにご紹介します。
新築のクロスで白を選んだものの、「白すぎた」と後悔する理由は主に3つあります。
・まぶしさ
白いクロスは光を反射するため、特に日中や明るい照明の下ではまぶしく感じることがあります。
窓からの直射日光や、強い照明が反射し、目が疲れるという声も少なくありません。
これは、クロス選びの際にサンプルのサイズが小さく、実際の壁面よりも明るく見えるという光の性質も影響しています。
サンプルは小さな面積なので、実際よりも色が濃く見える傾向があります。
・落ち着きのなさ
白いクロスは、光を反射しすぎるため、リラックスできない、落ち着かないと感じる人もいます。
人間の心理に与える影響として、白色は清潔感や明るさを与える反面、刺激が強く、長時間いると疲れてしまうという側面もあるのです。
そのため、寝室などリラックスしたい空間には、白以外のカラーを選ぶのがおすすめです。
・汚れが目立つ
白いクロスは、汚れや傷が目立ちやすいという欠点があります。
小さな汚れや傷もすぐに目につくため、常に清潔に保つ必要があると感じ、ストレスになる方もいます。
小さなお子さんやペットがいるご家庭では、特に汚れの心配が大きくなります。
では、なぜ白すぎるクロスを選んでしまうのでしょうか?
その背景には、いくつかの心理的な要因が考えられます。
・カタログやサンプルとの色の違い
クロスを選ぶ際に使用するサンプルは、実際よりも色が濃く見える傾向があります。
また、照明や周囲の環境によって、サンプルの色と実際の壁の色が異なって見えるケースもよくあります。
・清潔感や広々とした空間への憧れ
白いクロスは清潔感があり、部屋を広く見せる効果があります。
特に新築では、新しいスタートを切るにあたり、明るく清潔な空間をイメージする方が多く、そのイメージに合った白いクロスを選んでしまう傾向があります。
・情報の偏り
インターネットや雑誌などでは、白いクロスを使ったおしゃれなインテリアが多く紹介されています。
こうした情報に偏ってしまい、白いクロスのメリットばかりに目が行き、デメリットを見落としてしまう可能性があります。
白すぎるクロスを選んでしまった場合でも、いくつかの対策を行うことで、快適な空間を作ることができます。
・照明の調整
照明器具の種類や色温度を変えることで、部屋の明るさを調整できます。
例えば、白熱灯や電球色のLED照明を使用することで、より温かみのある空間を作ることができます。
また、間接照明を取り入れることで、柔らかな光でリラックスできる雰囲気を演出できます。
・カーテンやブラインドの活用
カーテンやブラインドの色や素材を変えることで、光を調整し、まぶしさを軽減できます。
厚手のカーテンや遮光カーテンを使用すれば、直射日光を遮り、部屋の明るさを抑えることができます。
また、色付きのカーテンを使用することで、部屋全体の雰囲気を変えることも可能です。
・アクセントクロスや家具の配置
アクセントクロスや家具の色や素材を効果的に活用することで、白のクロスが目立ちすぎるのを抑えることができます。
例えば、濃い色の家具や、柄のあるアクセントクロスを使用することで、視覚的なバランスを取り、部屋に奥行きを出すことができます。
後悔しないクロス選びのためには、いくつかのポイントを事前に確認することが重要です。
クロス選びでは、必ずサンプルを確認しましょう。
サンプルは、実際のクロスよりも小さく、光の当たり方なども異なるため、実際の色味とは異なる場合があります。
できるだけ大きなサンプルを用意してもらい、様々な時間帯、光の条件下で確認することが大切です。
また、サンプルを壁に貼って、実際の部屋の雰囲気を確認してみるのも有効な方法です。
クロスを選ぶ際には、部屋に入る光の量や方向、建具の色との調和を考慮する必要があります。
南向きの部屋など、日当たりの良い部屋では、白すぎるクロスはまぶしく感じる可能性があります。
また、建具の色が濃い場合は、白いクロスが浮いて見えてしまうこともあります。
そのため、部屋の明るさや建具の色に合わせて、クロスを選ぶことが重要です。
白以外の選択肢として、アイボリー、ベージュ、グレージュなどのニュアンスカラーも検討してみましょう。
これらの色は白よりも柔らかく、落ち着きのある雰囲気を作り出すことができます。
また、汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
特に寝室やリラックスしたい空間には、これらのニュアンスカラーがおすすめです。
白いクロスは、様々なインテリアスタイルと相性が良いので、工夫次第でおしゃれな空間を演出できます。
照明器具や家具の色や素材を選ぶことで、白いクロスを効果的に活用できます。
例えば、木製の家具や、温かみのある照明器具と組み合わせることで、白のクロスが持つ清潔感を活かしつつ、よりあたたかみのある空間を作ることができます。
逆に、モダンなデザインの家具や、クールな色の照明器具と組み合わせることで、スタイリッシュな空間を演出できます。
白いクロスであっても、素材感や質感にこだわることで、奥行きのある空間を演出できます。
例えば、凹凸のあるクロスや、織物調のクロスを選ぶことで、単調な印象になりがちな白い壁に変化を加えることができます。
また、異なる素材の家具や雑貨を組み合わせることで、視覚的な変化を与え、空間をより豊かにすることができます。
アクセントクロスを効果的に活用することで、白いクロスをより魅力的に見せることができます。
アクセントクロスは、壁の一部に異なる色のクロスを使用することで、空間のアクセントになり、視覚的なメリハリを与えます。
ただし、アクセントクロスを使いすぎると、逆効果になる場合もありますので、使用する面積や色柄は慎重に選びましょう。
例えば、リビングの一面だけをアクセントクロスにする、といった方法がおすすめです。
新築のクロス選びは、住まいの快適性やデザインに大きく影響するため、慎重に行う必要があります。
白いクロスは清潔感や広々とした空間を演出できる反面、明るすぎたり、汚れが目立ったりするなどのデメリットもあります。
この記事で紹介したポイントを参考に、光や建具とのバランス、照明や家具との組み合わせなどを考慮し、後悔しないクロス選びをしてください。
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