2025.06.20

スタッフブログ

TAKEちゃんの あちこち町散策8 – 串本

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WRITER楠本 建

こんにちは建築大好きTAKEちゃんです!

梅雨に入ってしまいましたがいかがお過ごしでしょうか。

雨の降る町の風景というのも普段とは違って良いものですがやはり町歩きは太陽の下行きたいもの。

貴重な晴れの合間を見つけて今回の町散策は「串本」にお邪魔してきました!

 

串本は紀伊半島最南端潮岬の北東に位置し、「日本3大トンボロ」の一つと言われています。

トンボロとは波で砂が運ばれてきて島と本土の間にたまって陸続きになっている場所で、

串本は函館に次いで日本で2番目に大きなトンボロの町だそうです。

もともと海だったところに砂が溜まっているだけなので当然海抜も低く、津波の心配はあるものの、

古くから漁業で栄えた串本には、大きな網元の屋敷や、古い蔵、煉瓦造りの建物などが残されており、

大正、昭和の歴史を感じさせられる風情が漂っています。

海上交通が盛んだった頃にはさまざまな船が立ち寄っていた要所でもありました。

また、国の重要文化財の指定を受けている応挙・芦雪の襖絵が見学できる無量寺もあります。

串本駅「宇宙兄弟」とのコラボ看板

ここ最近では民間宇宙企業のカイロスロケットの発射場があることから

ロケットの町としても盛り上がりを見せています(*´ω`*)

 

さっそく串本駅から南へ延びる駅前通り商店街を真っ直ぐ歩いていくと

古い家並みが驚くほど多く残されていました。

商店だったと思われる建物や、

周囲がぐるっと塀で囲まれていてさながら城塞のような風貌の豪商のお屋敷、

日本庭園のあるお屋敷などなど…

見どころがたくさんあります!(*_*)

駅前商店街の通りは、現在の国道42号線ができるまで、国道として使われてきた道であり、

串本のメインストリートだった頃の面影が今も色濃く感じられました。

 

商店街の通りをはずれ、西に向かうと、大正時代の中心であった本町へと繋がっていきます。

和風と洋風テイストの折衷を感じさせるアーチをあしらった門構えや、

なまこ壁の蔵が立ち並んでいます。

一番度肝を抜かれたのが巨大な煉瓦造りの建築。

倉庫なのか工場なのかすらも分からないし

大きすぎてフレームに納まりません(>_<)

構造は煉瓦ですが、屋根は瓦というのも趣深い。

ものすごい重量感のある建築。

串本小学校南側にある、無量寺では国の重要文化財の指定を受けている応挙・芦雪の襖絵が見学できます。

 

どの建築も凄すぎて語彙力が無くなってきましたが、

漁村だった面影や、豪商の面影を残した大きな屋敷、

石垣で囲まれた家。ナマコ壁の家。煉瓦造りの建物など

漁師町・商業地・街道筋の町といろんな顔を持った町で

その一つ一つが力強く輝いている町だと感じました!

 

今回もお読みいただきありがとうございました♪

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楠本 建

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