2025.09.26

家づくり日記

外が涼しいのに部屋が暑い?原因と効果的な暑さ対策とは

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外が涼しいのに、部屋の中だけが異様に暑い…
そんな経験はありませんか?
夕暮れ時、窓を開けてもなかなか涼しくならない、エアコンの効きが悪い…と感じた方もいるのではないでしょうか。

せっかくの休日の夜も、暑さで寝苦しい思いをするのは避けたいですよね。

この暑さ、一体なぜなのでしょうか?
そして、どうすれば涼しく過ごせるのでしょうか?
今回は、外が涼しいのに部屋が暑い原因と、誰でも簡単にできる対策方法をご紹介します。

 

外が涼しいのに部屋が暑い原因

 

日射しの影響と対策

 

日中、太陽の熱を浴びた壁や屋根は、コンクリートや瓦などの蓄熱性の高い素材のため、熱を長時間保持します。

夜になって外気温が下がっても、これらの素材から熱が放出され続け、部屋の温度はなかなか下がらないのです。

対策としては、日中の直射日光を遮ることが重要です。

厚手のカーテンや遮熱カーテン、ブラインドなどを活用し、日射しを効果的に遮断しましょう。

窓の外側に設置するオーニングやシェードも有効です。

これらの対策によって、室温の上昇を大幅に抑制できます。

さらに、窓ガラスに遮熱フィルムを貼るのも効果的です。

 

窓からの熱浸入と対策

 

窓は、熱の侵入経路として最も大きな割合を占めています。

特に、南向きや西向きの窓は、夕方になっても日差しが入り込みやすく、室温上昇の原因となります。

対策としては、既に述べたカーテンや遮熱フィルムの活用に加え、窓の断熱性能を高めることが重要です。

二重窓や複層ガラスに交換することで、熱の浸入を大幅に減らせます。

既存の窓に内窓を取り付けるという方法も有効です。

窓枠の隙間からの熱浸入を防ぐために、隙間テープなどを活用するのも良いでしょう。

 

室内の熱のこもりと対策

 

部屋の中で発生する熱も、室温上昇の一因となります。

エアコンや冷蔵庫、パソコンなどの家電製品は、稼働中に熱を発生させます。

さらに、人が活動することでも熱が発生します。

これらの熱が部屋にこもると、室温は上昇します。

対策としては、こまめな換気が効果的です。

特に早朝や夕暮れ時など、外気温が低い時間帯に窓を開けて換気することで、室内の熱気を排出できます。

また、サーキュレーターを使用し、部屋の空気を循環させることで、熱のこもりを抑制できます。

さらに、使っていない家電の電源を切ることで、熱の発生源を減らすことも可能です。

部屋の暑さ対策費用対効果の高い方法

 

換気による熱気排出

 

最も手軽で費用対効果の高い対策が換気です。

窓を開けるだけで、室内の熱気を外に逃がすことができます。

早朝や夕方など、外気温が低い時間帯を選んで、窓を数分間開けるだけでも効果があります。

対角線上に窓を開けることで、より効果的な換気ができます。

風の通り道を作ることで、より効率的に室内の空気を入れ替えることができます。

ただし、虫の侵入を防ぐために網戸は必ず閉めましょう。

 

カーテン活用術

 

カーテンは、日射しを遮断し、室温上昇を防ぐ効果があります。

特に、厚手のドレープカーテンは、遮熱効果が高いためおすすめです。

日中、カーテンを閉めておくだけで、室温の上昇を抑制できます。

遮熱効果の高いカーテンを選ぶことで、さらに効果を高めることができます。

また、カーテンの色も重要です。

明るい色のカーテンは、熱を吸収しやすいため、暗い色のカーテンを選ぶと効果的です。

 

遮熱フィルムの活用

 

遮熱フィルムは、窓ガラスに貼るだけで、日射しの熱を反射し、室温上昇を防ぐ効果があります。

比較的安価で手軽に施工できるため、費用対効果の高い対策と言えます。

様々な種類があり、効果や価格も様々なので、自身の予算やニーズに合わせて選びましょう。

施工は比較的簡単ですが、綺麗に貼るためには、ある程度の技術と時間が必要になります。

細かい作業が苦手なな方は、専門業者に依頼するのも良いでしょう。

 

涼しい部屋を作るためのエアコン使用法

 

エアコンの適切な設定

 

エアコンの設定温度を適切に設定することで、省エネ効果を高め、快適な室温を維持できます。

設定温度を下げすぎると、電気代が高くなるだけでなく、室温との温度差が大きくなりすぎて身体に負担がかかる可能性があります。

27~28℃程度に設定し、室温との温度差を小さく保つのがおすすめです。

また、風量を調整することで、より快適な環境を作ることができます。

 

扇風機との併用効果

 

エアコンと扇風機を併用することで、冷房効率を高めることができます。

エアコンの冷気を部屋全体に循環させることで、より効率的に冷やすことができます。

サーキュレーターを使用することで、より効果的に空気を循環させることができます。

エアコンの風が直接当たらないようにすることで、冷えすぎを防ぎ、より快適に過ごすことができます。

 

除湿機能の有効活用

 

湿度が高いと、体感温度が高くなり、不快に感じやすくなります。

エアコンの除湿機能を使用することで、室内の湿度を下げ、より快適な環境を作ることができます。

特に、梅雨時期や、外気温がそれほど高くなくても蒸し暑い日には効果を発揮します。

除湿機能を使うことで、冷房運転よりも省エネ効果も期待できます。

まとめ

 

外が涼しいのに部屋が暑い原因は、日射しの蓄熱、窓からの熱侵入、室内の熱のこもりなどが挙げられます。

対策としては、日射しの遮断、窓の断熱性能の向上、換気、エアコンの適切な使用、そして扇風機やサーキュレーター、遮熱フィルムなどの活用が有効です。

これらの対策を組み合わせることで、より効果的に室温を下げ、快適な空間を作ることができます。

まずは、手軽にできる対策から試してみて、徐々に効果の高い対策を検討していくのがおすすめです。

暑さ対策で快適な夏を過ごしましょう。

 

和歌山県田辺市周辺を中心に紀南地域で注文住宅をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

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