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2020.03.18
家づくり日記
新耐震基準という言葉に馴染みがない人は多いと思います。
しかし新耐震基準が高ければ、住宅のさまざまな安全面が保証されます。
そこで今回は和歌山で新築を検討中の人向けに新耐震基準とは何か、新耐震基準が適用されると、どのような利点があるかを紹介します。
新耐震基準は、それまで使われていた旧耐震基準と比べ、より安全面に優れた基準を指します。
この法律の適用後に作られた建物には、全て新耐震基準が使われています。
耐震基準とは建物の設計時に使われる、どれほど大きな地震に耐えられるかを示す基準のことです。
日本は頻繁に地震が発生するため、被害を減らすためにより安全面を考慮した基準ができました。
そして法律適用後は、新しい基準で建物が作られるようになりました。
阪神・淡路大震災が発生した際、被害を受けたのは新耐震基準に満たない建物ばかりでした。
このとき1981年以前の建物の7割が小破から大破以上の被害を受けています。
しかし1982年以降の建築物で、小破から大破以上の被害に当たるものは3割弱におさまりました。
このため新耐震基準は、それ以前の基準と比べるとより安全であると言えます。
なお地震の被害の基準は、「軽微」、「小破」、「中破」、「大破」、「崩壊」の5段階で評価されます。
1981年に建築基準法と耐震基準に一部変更がありましたが、新耐震基準は変わらず使われます。
地震に対する耐震の基準は、旧耐震基準と新耐震基準で区別される点に注意してください。
旧耐震基準が使われていた時期、1948年福井地震によって3700人以上の死者がでました。
そのため建築基準法が始まりますが、このときは建物が崩壊することに焦点を当てていました。
そのため、大規模な地震については何も報じられず、基準も定められませんでした。
そして大規模な地震が起きても対応するため、新耐震基準が制定されました。
1981年に改正された新耐震基準では、震度5程度の地震が起きた際、建物の機能を保持できるとされています。
さらに震度6程度の地震が起きても、建物に被害が及ぶ可能性はありますが、基本的に倒壊や崩壊には至りません。
今回は新耐震基準とは何か、この基準がどれほど安全なのかを解説しました。
旧耐震基準よりも安全面に優れたものが新耐震基準です。
地震対策は、住宅の安全面に大きく関わるのでしっかりと確認しておきましょう。
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