2021.06.28

家づくり日記

注文住宅の品質に欠かせない耐震性能とは?耐震等級について解説します!

家族を災害から守るうえで住宅の耐震性はとても重要になってきますよね。
そこで今回は、住宅の耐震性能を表す耐震等級について解説します。
注文住宅を建てる前にぜひ参考にしてみてください。

 

□耐震と免震の違いとは

耐震等級について解説する前に、まずは混同しやすい耐震と免震の違いについて解説します。

大きな違いは揺れに対してどう対処するのかです。

耐震は建物の土台からがっちりと固定し、揺れが起こっても住宅が揺れない構造をしています。
一方で、免震は建物を固定せず、住宅と地面の間に免震装置という物を設置します。
そうすることで、地震の揺れから耐えるのではなく地震の揺れをうまく逃す構造をしています。

 

□耐震等級とは

耐震と免震の両方について知ったところで今回は耐震について解説していきます。

耐震等級とは住宅がどれだけ地震に強いのかを分かりやすく3つの段階で分けたもので、1から3の数字で分けられています。
数字が大きいほうが地震に強いです。

それでは、それぞれの地震に対する強度はどのくらいなのか以下で説明していきます。

耐震等級1は、耐震等級の中で地震に最も弱い強度です。
しかし、地震に弱いといっても日本の建物なら日本の法律の建築基準法で定められている最低限の耐震性能を誇っているので、震度6~7でもすぐに倒壊はしません。
倒壊はしないまでも震度6~7の地震では大きく損傷してしまうので災害後に大規模な修繕や建て替えが必要になる可能性が高いです。

耐震等級2は、耐震等級1よりも1.25倍強い耐震性能を誇っています。
1.25倍と言っても分かりにくいですが、具体的に表すと、震度6から7の地震が来た時に災害後の修繕の規模が小さくなる具合です。
学校や病院、警察署など避難所になる場所が耐震等級2の強度で建てられています。

耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の強度を誇ります。
災害後も軽い修繕のみで十分なほど頑丈です。
消防署、警察署が耐震等級3程の強度で建てられています。

どのくらいの強度の住宅に住みたいと思いましたか。
注文住宅では耐震性能もご自身で決められます。
耐震等級を上げるごとに、もちろん費用は高くなってしまいますが、家族の安全のことを考えて、とことん耐震性能にもこだわっていきましょう。

 

□まとめ

今回は、耐震等級について解説しました。
住宅の耐震性能は家族の命を守るために重要なものなので、内装や外装と同じくらいこだわりましょう。
和歌山で注文住宅をお考えの方で何か疑問があれば、ぜひお気軽に当社にご相談ください。

この記事のカテゴリ:

家づくり日記

お知らせ・ブログ一覧ページに戻る