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2021.09.21
家づくり日記
「マイホームの耐震等級について知りたい」「耐震性を決めるポイントについて知りたい」
このようにお悩みの方は必見です。
そこで今回は、耐震等級の区分と耐震性を決めるポイントについて紹介します。
耐震等級は3つのランクに分けられます。
1つ目は、耐震等級1です。
これは、建築基準法で定められた最低限の耐震性を持つ建物です。
震度6強から震度7の揺れに耐えられます。
震度5程度の揺れでは、建物が破損することはないでしょう。
しかし、震度は被害状況から定められるので、差があることに注意しましょう。
2つ目は、耐震等級2です。
これは耐震等級1の1.25倍の耐震性を持つ建物です。
災害時に多くの方が避難してくる場所や、病院、警察署は必ず耐震等級2の強度を持つ必要があります。
3つ目は、耐震等級3です。
耐震等級1の1.5倍の耐震性を持ちます。
災害時の救助活動や復興の場所になるところは、耐震等級3の強度を持たなければなりません。
耐震性はあくまで目安として数値化されているので、実際の被害の大きさがどのくらいかは地震の被害によって大きく異なります。
しかし、耐震等級が大きいほど、建物の強度は強くなります。
耐震性を決めるポイントは、建物の場所や土地によって異なります。
住宅の基礎部分の耐震性を決めるポイントは、主に2つあります。
1つ目は、ベタ基礎です。
これは、基礎部分を厚い盤面で一体化させる工事です。
床全体で建物を支えられます。
2つ目は、布基礎です。
平均台のようにいくつも連続したコンクリート面で土台を作っていくことです。
2つの補強工事は、鉄筋コンクリート構造なので、大きな揺れに耐えられる強度を持ちます。
ベタ基礎は面で支えるので不同沈下が起こりにくく、布基礎よりも優れたポイントを持っています。
耐震性を高めるための工法が分からない方は、耐震診断を行い、適切な地震対策をすることが非常に大切です。
住宅の近くに水が蓄えられている場所や、斜面に作られた造成地は地盤が不均一です。
そのため、耐震性能が低くなってしまいます。
しかし、丘陵地は地盤が固いので、耐震性能が高くなります。
耐震性能が弱い場所に、自分の住宅が建てられている場合は、耐震診断や地盤調査を行うことが大切です。
また、住宅の形状がコの字型やL字型の複雑な形状をしている場合は、大きな揺れに対する歪みが大きくなります。
長方形や、正方形など単純な形状の住宅のほうが大きな揺れに耐えられます。
柱や梁の接合部分や壁は、耐震性を決める大きなポイントです。
柱や梁が原因で住宅が倒壊することがあります。
また、耐力壁の数が偏ってしまうとバランスが悪くなり、部分的に揺れがひどくなることがあります。
このような状況を防ぐためにも、バランスのとれた配置にすることが大切です。
今回は、耐震等級と耐震性を決めるポイントについて紹介しました。
耐震性を高めることは、自分を守るだけでなく家族や家自体を守ることにつながります。
耐震等級に関してお悩みや質問のある方はお気軽にお問い合わせください。
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