2022.10.01

家づくり日記

平屋は地震に強い?耐震性を上げるコツをご紹介します!

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「耐震性が強い家に住みたい」
「平屋は地震に強いのか知りたい」
和歌山県田辺市周辺でこのようにお思いの方はいらっしゃいませんか。
そこで、今回は平屋が地震に強いのか、家の耐震性を強くするための方法をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

 

□平屋は地震に強いの?

平屋と2階建てどちらが地震に強いのでしょうか。
結論から言うと、平屋は一般的に2階建てよりも耐震性が高いと言われています。
なぜ平屋は地震に強いのか以下で見ていきましょう。

 

1つ目の理由は揺れにくいからです。
分かりやすいように高層マンションと低いマンションで考えてみましょう。
高層マンションの方が揺れやすいと感じますよね。

 

建物は低い方が揺れづらくなります。
平屋は1階建てですので地震の際に揺れにくいです。
揺れづらいためひび割れ、倒壊のリスクが低くなります。

 

2つ目の理由は支える重量が軽いからです。
大規模な地震が起こると家が倒壊してしまうことがあります。
しかし、平屋は倒壊する可能性が低いです。
その理由は、平屋は壁や柱で支える重量が2階建てに比べて小さいからです。

 

以上が地震に強い理由です。

次の章では家の構造について見ていきましょう。

 

□構造ごとの耐震性とは?

平屋であれば耐震性を気にしなくても良いという話ではありません。
耐震性を高める工夫さえしていれば何階建てでも倒壊はしませんし、反対に耐震性を気にせずに建てると平屋であっても倒壊します。

 

では、どうすれば家の耐震性を高められるのでしょうか。
地震に強い家を建てるためには構造にこだわりましょう。
以下で構造ごとの耐震性についてご紹介します。

 

1つ目は木造です。
木造のメリットは以下の通りです。
・建築コストが安い
・断熱性に優れている
・健康に良い

 

木造は鉄骨やコンクリートに比べてコストを低く抑えられます。
また、木特有の熱伝導率の低さから冬の冷気や夏の熱気を遮断し、一年中快適な室温を保てます。
加えて天然素材であるため、リラックス効果があり、健康に良いです。

 

デメリットは以下の通りです。
・耐震性が低くなりやすい
・シロアリ被害を受けやすい

 

普通に木造を造ってしまうと鉄骨造、鉄筋コンクリート造に比べて耐震性が低くなります。
耐震性の高い工法を採用したり、良質な木材を使ったりと高規格で家を建てるようにしましょう。

 

また、シロアリは湿った木材が好物です。
木造の場合は外壁や屋根から雨水が浸入しないように気を付けましょう。

 

2つ目は鉄骨造です。
メリットは以下の通りです。
・大空間が造りやすい
・木造より耐震性が高い

 

鉄は素材の強度が木材よりも高いです。
柱、壁などが少なくても十分な耐震性があります。
そのため、大きな窓、開口部分を広くとれます。

 

開放的な空間を造りたい方は木造よりも鉄骨造の方が向いているでしょう。

デメリットは以下の通りです。
・建築コストが高い
・火災に弱い
・断熱性が低い

 

意外に思われますが、鉄は木造よりも耐火性、耐熱性が劣っています。
また、熱を伝えやすく室内の冷暖房効率が木造よりも悪くなってしまいます。

 

3つ目は鉄筋コンクリート造です。
メリットは以下の通りです。
・耐震性が高い
・大空間が造りやすい
・耐火性、防音性、気密性に優れている

 

コンクリートは圧縮性に強く、鉄筋は引っ張りに強いです。
これらを組み合わせて造る鉄筋コンクリート造は非常に強固で大空間がとれます。

 

コンクリートのおかげで耐火性、防音性、気密性も高いです。

デメリットは以下の通りです。
・建築コストが高い
・結露ができやすい
・断熱性が低い

 

鉄筋コンクリートは建物の重量が大きくなるため、より強固な地盤が必要になります。
選んだ土地によっては地盤改良工事などが必要になります。

 

これらが構造ごとの特徴です。
それぞれのメリット・デメリットを理解してどんな構造にするのか決めましょう。

 

□平屋の家をより強くするためには?

平屋は耐震性が高い構造をしています。
しかし、地震が起きた時に倒壊しないリスクがないわけではありません。
どれだけ耐震性をあげても完璧とは言えないのです。

 

そのため、安心・安全な家を求めるにはより高い耐震性となるように設備の強化も大切になります。

 

以下で耐震性を高められる方法をまとめましたので参考にしてください。

・壁に補強用合板や筋交いを設ける
・壁自体を増やす
・柱と天井、柱と床の接合部分に耐震用金具を設置する
・屋根を軽くする

 

平屋建ては比較的耐震性に優れています。
しかし、いつ建物の倒壊が起こるような大地震が起こるか分かりません。
新しい住まいを建てる場合は、もともとの耐震性を過信せずより耐震性の高い家を造っていくようにしましょう。

 

□まとめ

平屋は地震に強いのかと耐震性を高める方法をご紹介しました。
家は家族全員の命を守る場所です。
何かがあってからでは遅いです。
建てる時に安全性を高められることはできるだけ行っておくようにしましょう。
この記事について、何かご不明の点があれば、お気軽にご相談ください。

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