2022.11.25

家づくり日記

平屋を建てるのに必要な土地の広さは?平屋の新築をお考えの方へ!

img

「平屋を建てたいが、どのくらいの土地が必要になるんだろう」
「土地選びを進めたいが、どのくらいの広さの土地を選べば良いかわからない」
新築の平屋をお考えの方の中には、このような疑問や悩みをお持ちの方も少なくないでしょう。
今回は、そういった方に向けて、平屋を建てる際の土地の広さについて解説します。
少しでも参考にしていただけると幸いです。

建ぺい率・容積率とは?

*建ぺい率とは

土地の広さに関する話をする前にまず、建ぺい率と容積率について触れておきましょう。
建ぺい率とは、簡単に言うと、「土地の全体の広さのうち、何%の広さまで家を建てて良いか」を表す数字です。
土地ごとに容積率が何%かは決まっており、家を建てるときはその数値に従う必要があります。
一般住宅が建てられる土地の場合、容積率は通常40~60%程度です。

例えば、土地の広さが75坪で建ぺい率が40%場合、建てられる建物の広さは最大で30坪となります。
土地の広さが50坪で建ぺい率が60%の場合は、最大で30坪の平屋が建てられます。
建ぺい率40%は、低層系の用途地域のエリアでよく見かけられます。

用途地域は、それぞれのエリアで決められています。
用途地域の違いによって、建ぺい率や建てられる建物の高さなど、さまざまな条件が変わってきます。
用途地域によってそのエリアの雰囲気も大きく変わるため、用途地域を調べてみるのも参考になるでしょう。

「建ぺい率が決まっていると土地いっぱいに家を建てられなくなるが、何の意味があるのか」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
もしも建ぺい率が決まっておらず、すべての家が土地の広さいっぱいまで建物を建ててしまうと、隣の家との距離が近くなってしまいます。

隣家との距離が近すぎると、音の問題やプライバシーの問題が発生したり、住環境が悪化したりするなど、さまざまな問題が発生してしまいます。
そのため、建ぺい率を決めておくことは必要なのです。

*容積率とは

容積率は建ぺい率と似ているため、間違えないように注意する必要があります。
容積率は、すべての階の面積を足した大きさの規定です。
一般的な平屋や2階建て住宅の場合は、容積率を超えてしまうことは稀です。
建ぺい率と違い、容積率はそれほど気にしなくても問題ないケースが多いでしょう。

 

平屋で4LDKの家を建てるのに必要な面積は?

では、平屋を建てるのには具体的にどのくらいの面積が必要になるのでしょうか。
4LDKの家を建てる場合を例にとって考えてみましょう。

家族構成など、各家庭の状況によっても異なるため一概には言えませんが、4LDKの平屋を建てる場合、延床面積は30坪が1つの目安となるでしょう。
30坪以下になると、暮らしにくさを感じてしまう可能性があるからです。
30坪の広さがあれば、家が狭いと感じて生活が不便になることは基本的にないでしょう。

この延床面積30坪分の広さに、庭や駐車スペースを足した広さが、必要になる土地の広さになります。
必要な駐車スペースの広さは、何台車を停めるか、どんな車を停めるか、敷地と道路がどのような状況かによっても変わります。
駐車スペースを考えるときには、しっかりと家庭や土地の状況を見ながら、自分の場合はどうかと個別に考えていく必要があります。

また、庭の有無や広さについても同様です。
庭があると便利ですが、住み始めてからしばらくしたらほとんど使わなくなったというケースは少なくありません。
実際に生活する様子を想像しながら、庭の有無や広さを慎重に決めていく必要があります。

駐車場を2台分確保する場合、広い庭をつくらなければ、50~60坪程度の土地があれば4LDKの平屋を建てられます。
すべてのケースで建てられる訳ではないため注意が必要ですが、1つの目安にはなるでしょう。
100坪の土地であれば建物はもちろん、庭や駐車場のスペースも安心ですが、100坪以下でも問題なく平屋は建てられるでしょう。

 

100坪以下の土地で平屋を建てるときの注意点は?

100坪以下の土地でも平屋は問題なく建てられますが、いくつか注意しておくと良い点があります。

例えば、日当たりと風通しが悪くなる可能性があることです。
周辺の環境によっては、十分な日光や風が入ってこないケースもあります。
土地が広ければ中庭を設けるなどの方法がありますが、土地がそれほど広くない場合は他の工夫が必要になるかもしれません。

また、プライバシーの確保にも要注意です。
これは平屋全体に対して言えることですが、土地がそれほど広くない場合は特に注意が必要です。
隣家との距離や道路との位置関係によっては、外部から家の中への視線が入りやすくなるため、植栽や外構、窓の位置などで工夫を施す必要があります。

まとめ

今回は、建ぺい率や容積率の基礎知識、平屋で4LDKの家を建てるのに必要な面積、100坪以下の土地で平屋を建てるときの注意点について解説しました。
平屋の延床面積は30坪が1つの目安となるため、ぜひ意識してみてください。
和歌山県田辺市周辺で新築の平屋をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

 

この記事のカテゴリ:

家づくり日記

お知らせ・ブログ一覧ページに戻る