2022.12.02

家づくり日記

平屋でも吹き抜けはつくれる?メリットや注意点をご紹介!

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新築マイホームを建てるなら吹き抜けのリビングにしたいという方は少なくないでしょう。
吹き抜けのリビングというと2階建てや3階建てのイメージがありますが、平屋でも実現可能です。
今回は、平屋で吹き抜けをつくる方法やメリット、注意点をご紹介します。
ぜひ家づくりの参考にしてみてください。

平屋でも吹き抜けはつくれる?

吹き抜けとは、一般的に1階の天井と2階の床部分を取り除いて、1階と2階部分がつながった空間を指します。
2階と3階で吹き抜けがつくられることもあります。

吹き抜けは主に2階や3階など、上階のスペースを利用してつくられます。
そのため、平屋では吹き抜けはつくれないとお考えになる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実際は平屋であっても吹き抜けは実現可能です。

平屋には2階や3階がないため、一般的な戸建住宅と同じように吹き抜けを設けることはできません。
そのため、平屋では別の方法で吹き抜けをつくります。
その方法が、勾配天井にすることです。

勾配天井とは、天井に傾斜や勾配をつけたものです。
勾配天井にすることで室内の天井の高さに差が生まれ、吹き抜けのような高さのある部屋をつくり出せます。

 

吹き抜けのある平屋のメリットは?

平屋で吹き抜けを設けることには、以下のようなメリットがあります。
3つのメリットをご紹介します。

1つ目は、広々とした明るい空間をつくり出せることです。
空間が吹き抜けになることで、縦方向に広がりが生まれ、広々とした明るい空間になります。
平屋の場合は、屋根の勾配を使った勾配天井で、平屋ならではの吹き抜け空間が生まれます。
家全体がワンフロアの広々とした1つの空間のようになり、一体感が生まれます。

2つ目は、光や風を効果的に取り入れられることです。
勾配天井にして縦方向に広がりを作り、天井付近の高い位置に窓を設置することで、日光や風を取り入れやすくなります。
平屋は高さがないため、2階建てや3階建てに比べて日光や風を取り入れにくいという難点があります。
そこで、高い位置に窓を取り付けることで、そのような難点をある程度カバーできます。

採光に関しては、天窓を取り付けることも効果的です。
リビングに天窓を設置すると、日中は電気をつけなくても明るい素敵な空間になるでしょう。

また、高い位置の窓は、外観のアクセントにもなります。
さらに、細長い窓はモダンな外観に仕上がります。
窓の位置とあわせて、形にもこだわることでデザイン上の効果も期待できます。

3つ目は、ロフトやスキップフロアを取り入れることでスペースを増やせることです。
勾配天井の吹き抜けにして空間に高さをつくることで、縦方向にスペースの余裕が生まれます。
そこで、縦の空間を活用するという選択肢が生まれます。
縦の空間を活用する方法としては、ロフトやスキップフロアなどが挙げられます。

ロフトやスキップフロアを取り入れることで、平屋でありながらフロアの高さの違いをつくりだせます。
2階建てではないものの、1.5階建てのような便利な住まいに仕上がります。
さらに、スキップフロアの下部を半地下にすることで、下方向にも空間の広がりが生まれます。

ロフトは2階建てや賃貸マンション・アパートでも取り入れられていることが多いです。
ロフトは主に収納として便利ですが、趣味の空間などにも活用できます。

 

吹き抜けのある平屋で気をつけたいことは?

吹き抜けのある平屋にはたくさんのメリットがありますが、中には「失敗だった」と感じてしまうケースもあります。
吹き抜けのある平屋では、以下の4つのポイントに気をつけましょう。

1つ目は、冷暖房の効率が下がってしまうことです。
部屋を吹き抜けにすると、1つの空間が広くなります。
そのため、部屋を適温に調節しようとエアコンやファンヒーターを使うときに、適温になるまでに時間がかかってしまいます。
暖かい空気は上の方に上がっていく性質があるため、天井が高い吹き抜けではそういったことにも注意が必要です。

2つ目は、メンテナンスの手間がかかることです。
吹き抜けは天井が高いことや、高い位置に窓があることなどからメンテナンスが大変という声をよく耳にします。
高い位置でも掃除しやすいような工夫をしたり、掃除用具をそろえるなどの対策が必要になるでしょう。

3つ目は、音が響きやすいことです。
部屋がそれぞれ完全に仕切られている間取りに比べて、吹き抜けはリビングの音が他の部屋に響きやすくなります。
部屋の位置を工夫したり、防音対策を施したりすると良いでしょう。

4つ目は、ニオイが伝わりやすいことです。
音が伝わりやすいのと同じように、ニオイも家全体に伝わりやすくなります。
キッチンだけはしっかりと区切ったり、換気性能を上げるなどの対策が有効です。

 

まとめ

今回は、平屋で吹き抜けをつくるメリットや注意点について解説しました。​​
吹き抜けにはメリットと注意点の両方があるため、どちらもよく確認した上で検討しましょう。
和歌山県田辺市周辺で新築の平屋をお考えの方は、ぜひご相談ください。

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