2023.03.28

家づくり日記

注文住宅の契約時における注意点とは?トラブルや失敗を避けるために!

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多くの方にとって人生最大の買い物となるマイホーム。
トラブルや失敗は避けたいものですよね。
特に間取りやデザインにこだわって建てる注文住宅であれば、余計な不安や後悔は残したくありませんよね。
そこで今回は、注文住宅でトラブルや失敗を避けるために知っておきたい、契約時の注意点をご紹介します。
後悔のない家づくりをするためにも、ぜひ最後までご覧ください。

□工事請負契約とは?

工事請負契約とは、ハウスメーカーと施主との間で交わされる契約で、「どんな家を」「いくらで」「いつまでに建てる」といったことを取り決める契約です。
家という大きな買い物をするためには、きちんとした正式な契約を交わす必要があるのです。

実際に買わされた契約は、工事請負契約書として正式な書面で残されます。
この契約書には正式な署名捺印がなされるため、法的な効力を持っています。

契約書の記載内容としては、主に以下の項目が挙げられます。

・発注者氏名
・請負者氏名
・工事内容
・請負代金
・支払方法
・支払いのスケジュール
・着工日
・完成日
・引き渡し日

また、以下の書類が添付されます。

・工事請負契約約款
・設計図書
・仕様書
・見積書

既に建物が建っている、あるいはプランが決められている建て売り住宅に比べて、注文住宅は設計段階から施主とハウスメーカーが一緒になって考えていくものです。
そのため、契約書の内容や添付書類も建て売り住宅に比べるとかなり多くなります。
契約の際には、書き間違いや書き漏らしがないかを何度も見直して、間違いのない契約書を完成させるようにしましょう。

契約の際には、以下のものを準備してください。

・認印または実印
・印紙代

「着工時」「上棟時」「引渡時」の4つのタイミングで支払うケースが多いです。

印紙代は契約書に貼り付ける「収入印紙」の代金で、印紙税とも呼ばれます。
費用は契約金額によって変動しますが、多くの場合1万円程度となるでしょう。

このほかにも、家づくり・物件購入の際には多くの諸費用がかかります。
さらに、住宅ローンの利用に際してはローンに関する諸費用も発生します。
諸費用も考慮しておかないと資金が足りなくなってしまうおそれもあるため、契約前には諸費用についても詳細に確認しておきましょう。

□注文住宅の契約前に確認すべき注意点は?

契約前には、以下の点に注意しましょう。

・ 間取りや仕様が定まっていない状態で契約を交わさない
・設計監理業務委託契約の有無を確認する
・工事の出来高以上に建築工事費を支払わない
・約束事は必ず書面に残す
・ 着工日と引渡し日を明確にする
・ アフターサービスの内容や保証期間を明確にする

全体として、きちんと計画が固まり、不明点や疑問点が解消されてから契約を結ぶことが何よりも重要です。
代金や仕様などが定まっていない状態で契約を結んでしまうと、あとから思っていた以上の費用を支払うことになったり、変更したかった部分が変更できなくなったりするおそれがあります。

そして、あらゆる情報や取り決めを明確にして、きちんと書面に残すことも必ず押さえておきましょう。
ささいなことでも口約束で決めてしまうと、あとから「言った」「言ってない」でトラブルになってしまう可能性があります。
避けられるトラブルを避けるためにも、しっかりと注意点を押さえておきましょう。

□注文住宅の契約で起こり得るトラブルとは?

注文住宅の契約に関するトラブルとして起こりがちなのは、「打ち合わせと違った」というトラブルです。
「打ち合わせの段階でキッチンやお風呂などの品番を指定していたものの、完成した建物を確認してみると、違う製品が設置されていた」といった事例も存在します。

完成後の住宅が契約書の内容に反していれば、それは施工会社の責任となります。
一方で、契約書の段階で既に間違っており、なおかつそれに署名捺印をしてしまっていた場合は変更できない可能性が高いです。
それほど契約書への署名捺印は重要なことであるため、正式に契約を交わす前に、契約書の内容は隅々まで確認しておきましょう。

また、「工期が遅れた」というトラブルも起こりがちです。
契約書には着工日から完成日までの期日が明記されていますが、100%その通りに工程が進むとは限りません。
何らかのトラブルによって工期が遅れてしまうこともあり得るため、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。

□まとめ

今回は、注文住宅の契約時における注意点についてお伝えしました。
契約時には多くの注意するべきポイントがありますが、中でも特に重要なのが、以下の2点です。
・契約を交わす前に計画を固め、不明点や疑問点を解消しておくこと
・取り決めの内容は書面に残すこと
契約時にはこの2つを特に意識して、失敗のない契約を結んでくださいね。

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