2023.08.16

家づくり日記

二世帯住宅のメリット・デメリットは?うまくいくためのコツもご紹介!

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住まいには様々な形があります。
物理的な建物の形はもちろんですが、「誰と住むか」ということによっても住まいの形は変わります。
例えば、核家族世帯の住宅と二世帯住宅では、様々なポイントで違いがあります。
そこで今回は、二世帯住宅について、そのメリットやデメリット、上手に暮らすためのコツをご紹介します。
二世帯住宅の家づくりをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

□二世帯住宅のメリットは?

1.生活に必要な設備を共有できる
一口に二世帯住宅といっても、完全に同居するのか、部分的に同居するのか、居住スペースを完全に別々にして暮らすのかといった違いがありますが、一般的にどのような二世帯住宅であっても、生活に必要な設備を共有できることは大きなメリットとなります。
完全同居型の二世帯住宅であれば、家具や調理器具からティッシュなどの日用品まで、あらゆるものを共有できるため、生活のコストを抑えられます。
特に家具や家電などの高価なものは、共有することで購入コストを大きく減らせるため、金銭的にかなりの節約となるでしょう。

2.子供の面倒を見てもらえる
親世代と距離が近くなるため、子供の面倒を見てもらうのにとても便利になります。
幼稚園や学校で子供が体調を崩して早退するとなった場合に、同居していれば祖父や祖母がすぐに迎えに行くことができます。
また、家事をしている間におじいちゃんおばあちゃんが孫の面倒を見たりと、日常のあらゆる場面で子育ての援助を受けられます。

3.お互いの生活をカバーできる
二世帯住宅で同居していると、何かあったときにすぐに助け合えることが大きな利点となります。
「日用品を切らしてしまった」「力仕事を手伝って欲しい」といった日常のちょっとしたことから、「体調を崩してしまった」「大怪我をしたので救急車を呼んで欲しい」といった緊急時のことまで、すぐに助け合える家族が近くにいることはとても心強いです。
特に、親が高齢になってきたという場合には、二世帯住宅で暮らすことで、すぐに様子を確認できるため安心です。

□二世帯住宅のデメリットは?

1.生活習慣の違いがストレスになることも
二世帯住宅で暮らす上でどうしても避けられないデメリットとして、生活習慣の違いが挙げられます。
世代が離れているため生活習慣の違いはどうしても生じてしまいますが、その違いに対してうまく対処できなかったり、どうしても気になる大きな違いが生まれてしまったりすると、生活の中でストレスを感じてしまうことになります。

2.共用スペースの使い方が気になる可能性がある
1世帯住宅の場合、玄関やリビングに加えて、キッチンや浴室、トイレなどを共用にしている場合も多いですが、使う人数が増えれば増えるほど、自分の使いたいタイミングで使えないということが起こる可能性が高くなります。
また、他の人に気を遣って思うようにリビングやキッチンなどを使えなくなってしまうといったこともあるでしょう。
さらに、「キッチンが汚れたままになっている」「使ったものを元の位置に戻していない」など、共用スペースの使い方の違いがもとで、ストレスを感じてしまう可能性もあるため、きちんとルールを決めたり話し合いを行って解決することが大切です。

3.家計の分担でわだかまりができる可能性がある
二世帯住宅で暮らす場合、水道代や光熱費などを世帯ごとにどう負担するかということが問題になります。
メーターを分けて各世帯で別々に負担する場合は特に問題ありませんが、完全同居型など、水道代や光熱費を一緒に払わなければならない場合は、どちらの世帯がどれだけ支払うのかといったことでわだかまりができてしまう可能性も考えられます。
難しい部分ではありますが、双方が不満を感じないように、きちんと話し合って明確な合意を得ておくことが大切です。

□二世帯住宅でうまくいくためのコツは?

*どんな二世帯住宅にするかを考える

二世帯住宅は、完全に生活スペースを共有する「完全同居型」、玄関は共有としつつもその他のスペースは別々に使う「部分共有型」、玄関から別々のスペースで暮らす「完全分離型」の3つの種類に分けられます。
それぞれ異なるメリットデメリットがあるため、「二世帯住宅で暮らしたい」と思ったときには、まずどのタイプの二世帯住宅を選ぶかが非常に重要となってきます。
二世帯住宅を選ぶ目的や互いの状況などを考慮して、慎重に検討しましょう。

*きちんと話し合いをする

互いの世帯が全く同じ生活習慣で暮らしているといったことはほとんどないため、それぞれの違いを理解して、話し合いをして納得することが非常に重要です。
生活を送る上で何かストレスを感じていたとしても、冷静になって話し合いを行い、問題を解決できれば気持ちよく生活を送ることができます。
「そもそも話し合いができない」「話し合いをしようとすると喧嘩になってしまう」このような場合、そもそも二世帯住宅で暮らすべきではないかもしれません。
互いの世帯の関係性なども考慮して、そもそも二世帯住宅で良いのかどうかも慎重に検討する必要があると言えます。

□まとめ

今回は、二世帯住宅のメリット・デメリットと、上手に暮らすためのコツをご紹介しました。
二世帯住宅は「子供の面倒を見てもらえる」「互いに助け合える」といったメリットがある一方で、「生活習慣の違いがストレスになる」「家計の分担が難しくなる」といったデメリットも存在します。
メリットとデメリットをよく比較して、慎重に検討することが大切です。

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