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2023.09.25

家づくり日記

断熱等級とは?断熱等級4の家はどんな家?快適なマイホームを実現したい方へ!

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WRITER湯川 良太

近年家づくりにおいて、「断熱性能」が重要視されてきています。
日本では海外に比べて住まいに高い断熱性能を求める傾向はあまりありませんでしたが、最近ではその考えが見直され、多くの方がマイホームに高い断熱性能を求めるようになってきています。
そうした中で注目されているのが「断熱等級」です。
今回は、そんな断熱等級について解説します。

□断熱等級とは?

断熱等級とは、文字通り住宅の断熱性能の程度を示すもので、正式名称は「断熱等性能等級」と言います。
国土交通省が「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」において制定したものであり、正式に法律で定められている等級となっています。

等級には1〜7の7段階があり、等級が高いほど(数字が大きいほど)断熱性能が高い住宅ということになります。
1999年までは等級は1〜4の4段階でしたが、近年の環境意識の高まりなどから、2022年には等級5〜7が新たに追加され、7段階で示されるものとなりました。

各等級の断熱性能は、以下の通りです。

・等級1:「昭和55年 省エネ基準」未満の性能
・等級2:「昭和55年 省エネ基準」の性能
・等級3:「平成4年 省エネ基準」の性能
・等級4:「平成28年 省エネ基準」の性能
・等級5:「ZEH水準」の断熱基準と同等の性能
・等級6:「HEAT20」G2と概ね同等の性能
・等級7:「HEAT20」G3と概ね同等の性能

この中でも、等級2は、冬はかなり寒くなる程度の断熱性能で、昔ながらの日本住宅といったイメージです。
等級3以上になると一定レベルの断熱性能を持つため、屋外のような厳しい寒さや暑さを感じるようなことは基本的にありません。
特に2022年に追加された等級5以上の住宅は断熱性能と省エネ性能が高く、快適かつ環境にやさしい室内環境を実現できます。

□断熱等級4の家はどんな家?

前述したように、断熱等級4は、「平成28年 省エネ基準」の断熱性能となっています。
7段階の中では中間と、それほど断熱性能は高くないように思えるかもしれませんが、2022年に新設された等級5に次ぐ高い断熱性能を持っており、一定水準以上の快適な住環境を実現できる断熱性能だと言えます。
また、長期にわたって良好な状態で住める住宅は、国土交通省によって「長期優良住宅」として認定されていますが、等級4はその認定基準となっています。

このことからも、等級4は等級5以上に比べると見劣りするものの、昔の住宅に比べるとかなり高い断熱性能を持った家であると言えます。
ただし、やはり2023年の現段階での基準ではあくまで7段階あるうちの中間の等級であるということもあり、最新の高断熱の家に比べると不十分に感じる断熱性能であるということには注意しておく必要があります。

□断熱等級が高い家のメリットは?

断熱等級が高いということは、すなわち断熱性能が高いということになりますが、このことには多くのメリットがあります。
例えば、主なメリットとしては以下が挙げられます。

*1年中快適に過ごせる

「断熱性能が高い」と聞くと、冬を快適に過ごせるといったイメージを持つ方が多いかもしれませんが、断熱性能が高いことによる恩恵を受けられるのは、冬だけではありません。
断熱性能が高いと外気の影響を受けにくくなるため、夏も室内の温度を快適に保ちやすくなるのです。

性能の高い断熱材は、冬場は屋外の冷気を遮断し、夏場は屋外の熱気を遮断します。
そのため、室内の温度が室外の温度に影響されにくくなり、季節に関係なく室内が快適な温度に保たれやすくなります。
こうした理由から、断熱性能が高い家は、1年を通して快適に過ごせる環境が整っているのです。

*ヒートショックを予防できる

高断熱住宅では、建物全体が適温に保たれるため、部屋ごとの温度差が少なくなります。
「リビングは暖かかったのに、廊下やお風呂場に出た途端に凍えるような寒さになった」といった温度変化が起こらないため、心臓や血管に負担のかかるヒートショックのリスクを大きく軽減できます。

*冷暖房のコストを抑えられる

断熱性能が高いと外気の影響を受けにくくなると述べましたが、このことは、冷暖房のコストを抑えることにもつながります。
夏場や冬場はエアコンやストーブが欠かせませんが、こうした冷暖房器具を使う際、断熱性能が低い家では、せっかく適温になった空気が壁や天井を通して伝わってくる熱気や冷気によって不快な温度に戻されてしまいます。
一方で、断熱性能が高い家ではそのようなことは起こりません。
必要最低限の冷暖房で快適な温度を保てるため、冷暖房のコストを大きく抑えられるのです。

□まとめ

今回は断熱等級の概要や断熱性能の高い家のメリットについてお伝えしました。
断熱等級は住宅の断熱性能の高さを示すものであり、等級4は7段階あるうちの中間となっています。
7段階の中では高くも低くもない中間となっていますが、等級4は長期優良住宅の認定基準となっていることもあり、一定の断熱性能が担保されています。
これからマイホームを建てるという方は、こうした断熱性能についてもこだわった家づくりを行ってみてください。

和歌山県田辺市周辺を中心に紀南地域で断熱性能にこだわった家づくりをしたいという方は、ぜひ当社にお任せください。

 

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湯川 良太

スタッフ紹介へ

お家づくりは楽しいです。でも一生をかけて行う覚悟のいる事でもあるので、住まわれる方と造る側双方が信頼しあえる関係性が大切です。価値観を共有しあえるか?実際に会ってみないと解らない事もあるのでお互いにしっかりと話し合う事が、お家づくりの正しい始め方だと思っています。

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