2023.09.17

家づくり日記

広さ8畳の吹き抜けってどうなの?過ごし心地やチェックポイントをご紹介!

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新築をお考えの方の中には、広々とした大空間を実現できる吹き抜けの間取りに憧れている方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、大空間の吹き抜けリビングを実現しようとすると、どうしても多くのスペースが必要になってしまいます。
そこで今回は、やや狭めの吹き抜け、具体的には6~8畳程度の吹き抜けについてご紹介します。
また、そもそもの吹き抜けのメリット・デメリットや広さ以外の重要なポイントについてもご紹介するため、吹き抜けのあるマイホームをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

□吹き抜けのメリット・デメリット

*メリット

1.明るく広々としたリビングを実現できる
吹き抜けはなんといってもその明るさと広々とした開放感が魅力的です。
リビングを吹き抜けにすることで、高い位置に窓を設置することになるため、リビング全体に自然の光が差し込むことになります。
明るい部屋は暗い部屋に比べて広く見える効果もあるため、より空間を広く感じられます。

2.デザイン性の高い家になる
吹き抜けはおしゃれに見えることも大きなメリットの1つです。
広々とした空間は自由に使えるため、天井からおしゃれな収納やインテリアを吊るしてみたりと、比較的自由にインテリアを楽しめます。

3.家族間のコミュニケーションが取りやすくなる
吹き抜けの間取りを選ぶことで、1階と2階が空間的に直接つながることになるため、家の中での家族間のコミュニケーションが取りやすくなります。
どこにいても少し移動するだけですぐに家族と会話を楽しめる、明るいマイホームになるでしょう。

*デメリット

1.冷暖房の効率が下がる
空間が広くなる分、冷暖房の効率は下がってしまいます。
広い空間を温めたり冷やしたりする場合、狭い空間に比べてより多くの電力が必要になります。
また、適温になるまでの時間もかかってしまうため、快適な温度環境を実現するためには何かしらの工夫が必要になります。

2.居住スペースが狭くなる
吹き抜けは2階部分の床を取り払って1階と2階をつなげるような間取りです。
そのため、どうしても2階部分のスペースが狭くなり、居住スペースがその分減ってしまいます。
あまりに居住スペースが少ないと暮らしにくい家になってしまうため、その点に関しては注意が必要です。

3.メンテナンスが大変
高い位置に照明器具や窓が配置される分、メンテナンスが大変になるといった難点もあります。
通常であれば、電球が切れたとしてもちょっとした土台を持ってくることで簡単に自分で電球を交換できますが、床から天井までが遠い吹き抜けの場合はそうはいきません。
場合によっては業者にメンテナンスを依頼しなくてはならないケースもあるため、その点に関してもよく考えておく必要があります。

□8畳の吹き抜けの過ごし心地は?

8畳の吹き抜けリビングと言うと、一般的な吹き抜けリビングに比べるとやや狭いリビングになります。
イメージとしては、「1人で使う分には広いけれど、家族が集まるリビングとしては手狭」といったところです。

一般的なリビングの広さは、ファミリーの場合、10畳〜14畳ほど、LDKだと16〜20畳程度と言われているため、8畳はかなり狭いと感じる可能性もあります。
ただし、吹き抜けの場合は、通常の8畳の間取りよりも天井が高くなる分、広く感じられます。
吹き抜けであっても床面積は変わらないため、使えるスペースの範囲は変わりませんが、それでも視覚的・感覚的に広く感じられることはプラスになるでしょう。

□吹き抜けは広さ以外も要チェック

吹き抜けの広さについて述べてきましたが、吹き抜けをマイホームに取り入れる際には、広さ以外にもチェックするべきポイントが複数あります。

例えば、「形」は吹き抜けの間取りを設ける上で非常に重要なポイントの1つです。

吹き抜けはなるべくシンプルな形が良いとされており、反対に凹凸の多い形は望ましくないとされています。
理由としては、凹凸の多い吹き抜けは見た目が悪く、ゴチャゴチャとした印象になってしまうことが挙げられます。
また、構造的にも凹凸が多い吹き抜けは弱くなりやすく、そうした安全面でもあまり望ましくないと考えられています。

他には、吹き抜けの「位置」も重要なポイントの1つです。

吹き抜けは光を取り入れられることが大きなメリットであるため、光を取り入れやすい方角に配置することが大切です。
光を取り入れやすい方角と言うと、一般的に南側ですが、周囲の状況によっては必ずしも南側が光を取り入れるのに適しているとは限りません。
南側に光を遮るような建物がある場合は、東側や北側に吹き抜けを作るのも1つの方法です。
このように、吹き抜けに限った話ではありませんが、どんな家にも共通する間取りの絶対的な正解というものはないため、周辺環境などを正しく理解して、その土地に合った間取りを選ぶことが大切です。

□まとめ

今回は、吹き抜けのメリット・デメリットや、8畳の吹き抜けリビングの特徴、広さ以外の重要なポイントについて解説しました。
吹き抜けはおしゃれで快適な間取りですが、メリットとデメリットの両方を持った間取りでもあります。
適度な広さを確保しつつ、そうしたメリットやデメリット、あるいは広さ以外のポイントもきちんと押さえながら、理想的な吹き抜けの間取りを目指してくださいね。

和歌山県田辺市周辺を中心に紀南地域で吹き抜けのある新築をお考えの方は、ぜひ当社にお任せください。

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