2024.02.09

家づくり日記

吹き抜けとは?メリットやデメリットについて解説します!

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近年注目を集めつつある吹き抜けは、見た目以外にも様々なメリットがあります。
この記事を通じて、吹き抜けの基本知識、そのメリットとデメリット、そして最適な設置場所について理解を深めていただければ幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。

□吹き抜けとは?メリットをご紹介

吹き抜けとは、家の複数の階を縦につなぐ開放的な空間のことです。
通常の間仕切りや階を越える壁がないため、開放感があり、住宅内の視覚的な広がりをもたらします。
マンションやホテルのエントランスなどは、吹き抜けが取り入れられている代表的な例です。
以下では、吹き抜けの主なメリットをご紹介します。

*開放感の創出

吹き抜けの最大の魅力は、圧迫感のない開放的な空間をもたらすことです。
特にリビングなどの共有スペースに設けることで、家族が自由に交流できるような心地よい環境を作り出します。
壁や天井に囲まれず、広々とした視界が得られることで、生活空間が一層快適になります。

また、上下の階が繋がるため1階にいても2階の様子がよく分かるようになります。
子ども部屋や寝室を2階に設置した場合でも、いたるところで家族の気配を感じられる家になるはずです。
吹き抜けにすることで、家族のコミュニケーションが取りやすくなる点もメリットといえるでしょう。

*自然光の活用

吹き抜けのもう一つのメリットは、自然光の取り入れやすさです。
天井近くに窓を設けることで、自然光が直接室内に入り込み、明るく爽やかな雰囲気を演出します。
これにより、昼間は電気をほとんど使わずに済み、エネルギー効率の向上にも寄与します。
周辺環境により1階から自然光が入らなくても、吹き抜けであれば2階部分から自然光が降り注ぎます。

次に、吹き抜けのデメリットについて見ていきましょう。

□吹き抜けにはデメリットも

吹き抜けがもたらす魅力は数多くありますが、それにはデメリットも伴います。
ここでは、吹き抜けの設計を検討する際に考慮すべきデメリットについて詳しく説明します。

*空間の制約

吹き抜けを設けることで、2階の使用可能な床面積が狭まります。
特に、リビングや他の主要な生活空間を吹き抜けにする場合、2階のプライベートスペースが狭くなってしまうことがあります。
このため、家族の人数やライフスタイルに合わせて、吹き抜けのサイズや位置を慎重に計画する必要があります。

リビングに吹き抜けを作るのが難しい場合は、玄関を吹き抜けにするといった案も検討してみてください。

*空調の課題

吹き抜けは空調の効率に影響を与えます。
冬は暖かい空気が上昇し、床付近が冷えがちになります。

逆に夏は、高い位置の窓からの直射日光により、室内が過度に温まることがあります。
このように、季節によっては室内環境の管理が難しくなるため、断熱材の使用や全館空調システムの導入など、追加の対策が必要です。

全館空調システムや計画的な気密仕様であれば24時間常に換気できるため、吹き抜けの課題を解消することが可能です。

*メンテナンスの手間

広々とした吹き抜けは、掃除やメンテナンスがしにくいというデメリットにもなります。
特に高所にある照明器具や換気口などは、手が届かない場合は日常的な掃除が難しく、専門の業者を頼む必要が生じることもあります。

吹き抜けに照明を付ける場合は、LEDを使うと取り替える回数を減らせます。
また、電動で昇降する照明を付けるのもおすすめです。

次に、吹き抜けを設けるのに適した場所について考察します。

□吹き抜けを作るのにおすすめの場所

吹き抜けを家のどの部分に設置するかは、その効果を最大限に活かすために重要です。
以下では、吹き抜けを作るのにおすすめの場所とその理由を解説します。

1:リビング

リビングに吹き抜けを設けることで、家族が集まる場所に開放感と明るさをもたらします。
特に南側に設置すると、自然光を効果的に取り入れ、明るく快適な空間を創出できます。

また、断熱性を高めることが前提になりますが、北側に設ける場合も、南側とは異なる雰囲気の光の演出が可能です。
リビングの吹き抜けは、日中の照明の必要性を減らし、エネルギー効率の向上にも寄与します。

2:階段との組み合わせ

階段を吹き抜けとしてデザインすることも一つの方法です。
これにより、階段を上り下りする際の視界が変わり、家の中でも移動が楽しみの一つになります。
鉄骨などの素材を活用してデザイン性の高い階段を作ることで、空間をより魅力的に演出することが可能です。

□まとめ

吹き抜けは、住まいに開放感と明るさをもたらし、さらには家族間のコミュニケーションを促進します。
しかし、そのメリットを享受するためには、空間の制約や空調効率、メンテナンスの手間など、慎重に考慮すべきデメリットもあります。
メリットとデメリットを総合的に加味し、吹き抜けを採用するかどうかを決めるようにしてください。

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