2026.04.21

社長ブログ

『出来の悪い子ほど可愛い』

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WRITER石山 登啓

-わくわく新聞 2021年7月号コラムより―

 

最近、娘の“夕海〜ユミ〜”(6歳)を見ていると、

子供の頃、母ちゃんが近所のおばさんとの立ち話で

「出来の悪い子ほど可愛いってもんよ!」って

江戸っ子弁を言いながら、僕を見ていた風景をふと思い出す。

 

今、僕の中で、三女のユミが愛おしい。

二人のお姉ちゃんたちにも、もちろん愛情はあるのだが、種類が違う。

なんなんだろう…この感じ?

この疑問を高校教師の弟にぶつけて見た。

「それは、ゆみちゃんがお兄ちゃんに似ているからだよ」

生徒に伝えるような、分かりやすい回答を頂けた。

なんか弟から言われたからか、分かった気がした。

 

僕は自分で言うのもなんですが、出来が悪かった

小さい頃から年中鼻水を垂らし、身の周りの事ができなすぎて、小学校の頃から僕専属の面倒見係を同級生のさえみちゃんがしてくれた。

鼻水ふくティシュはさえみちゃんがくれた。

さえみちゃんがいなかったら、掛け算は6の段以上言えなかったと思う。

母ちゃんからも、

『あんたが、小学校を卒業できたのも、さえみちゃんのおかげだよ。』

今だに言われる。

 

時間割を毎日揃えるのが辛くて、教科書を学校へおいて帰ると先生に怒られるので、

毎日、全教科書とリコーダーを入れて重いランドセルで通った。

学校から配られるプリントも

『お兄さんお姉さんがいる人は、貰わないでいいですが、石山くんだけは弟さんに渡します。』と、

残念な扱い方をされているのですが、僕自身は、自分だけはスペシャルなんだと素敵な勘違いしておりました。

 

今考えれば自分の事をスペシャルに感じられるのは、周りに肯定的に受け止めてくれる大人の存在が必要だと思います。

学校の先生、近所の人、でも一番は親だと思います。

母ちゃんからは、2つ年下の弟が嫉妬を覚えるくらい、愛情を注いで頂いたと思います。

 

47歳になった今も、実家に帰ると、グータラになり、ろくに返事もしない、寝てばかりで、本当に何もしない、飯だけ食っているそれを、介護認定を受けている母ちゃんが世話をしてくれます。

本当にダメだと思うが、今も母ちゃんは、あの時と変わらず僕に優しく接してくれる。

これが、当時から自分はスペシャルなんだと思えた理由。

 

そんな素敵な勘違いを娘のゆみにも感じる。

ユミもびっくりするぐらい出来が悪い。

小学校一年生になったが、右と左が分からない。

小さい“ゃ”“ゅ”“ょ”の区別がつかない。

ずーっと習ってるのに音符が読めない。

水に顔がつけられない。

今だにお母さんのおへそを触ってないと寝られない。

授業中に手を一人だけ上げない。

だけど、給食はお代わりする。

ユミを見ているのは辛い、神様から自分の嫌な所の、再現VTRを見させられている気がするのです。

本人は、あんなに一生懸命取り組んでいるのに、出来ない事が多い。

しかし、笑顔で楽しそうに生きている

出来の悪いやつの気持ちはわかるつもりでいたが、自分より出来が悪いと、

それは“愛おしさ”に変わる。

 

「父ちゃんのDNAが入っていてごめんね!」

そんな僕にそっくりな娘を可愛がっている、嫁のきえちゃんには本当に感謝。

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石山 登啓

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『お施主さまとは生涯のお付合い』だと思っております。人生で一番高い買い物。家の性能はもちろんですが、紀南地方は台風や雨・風が凄い地域。家を守る事と、お施主さま家族と人生の苦楽を共に生きる、生涯お付合いできる仲間を育てるのが私の使命だと勝手に思っております。家だけでなく、そんな暑苦しい会社ごとかってください!!

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