2020.03.14

社長ブログ

『みーどーりの軽トラ〜』

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-メンテナンス・リフォーム編-

 

紀南地方に住んでいると一週間に一度は、幸福のみどり色の軽トラを目にする。

 

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高垣工務店の会長『市川さん』が今日も街を走りまわる。還暦を迎えられても会長は自らお客様のお家を訪問される。むちゃくちゃ忙しい人。高垣工務店のメンテナンスとリフォーム・リノベーションを支える、生きるレジェンド。

 

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中学卒業後、大工で高垣工務店に入社、4年後に当時の現場監督さんが辞めてしまい社長から「大工はいいから少し現場監督を手伝え!」と言われて、「かれこれ40年手伝っているんですけど…」が市川さんの鉄板自虐ネタ。見た目はスタッフから見てもカリスマ性があるわけではなく、ギラギラ感も皆無に等しい。新人スタッフにも敬語で喋られる。バリアフリーより腰の低い会長。いつも愛らしい笑顔で憎めない人。板尾創路のようなすっとボケ感も持ち合わせられている。作業着はused感満載。ペンキが付いていたり、破れていたり。60歳超えた今も、現役で雨漏れの屋根に登り、壁のペンキを塗り、床下のイタチを追い出したり、困った人を助けようと、自分の頭をちぎってあげるアンパンマンのような男。

 

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たくさんの異名を持つそんな市川さんを僕が心から尊敬して止まないのは「黙って一人で全てを背負う男」なのです。10年前、高垣功社長が倒れられた時、株主さんの声もあって、残されたスタッフの事を思い、市川さんが後任の社長として現場を頼まれた時も、何も言わずに引き受けられた。愚痴も言わず、朝から晩まで現場を駆けずりまわった。市川さんは現場出身のため、営業やマネジメントの経験がなかったので、「市川社長、僕が高垣工務店のマネジメントさせて頂いてもいいですか?」満遍の笑顔で「石山君ありがとう」って言って頂いた事凄く嬉しかったです。市川さんは基本スタッフのやり方に、文句をつけず思いっきり応援をしてくださった。『介護事業をやりたい!』と創業61年の歴史で初めて、建設業以外をやりたいと提案した時も暖かく見守ってくださった。一度市川さんに社員の育て方を訪ねた時に、「出る芽を摘まないこと。高垣の風土で育ったスタッフには、のびのび育てってもらいたい。」

 

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日本の父親のように自分の事は後にして、スタッフを大事にしてくださった。だから今の高垣工務店がある。家づくりで、難しいのは新築より、実はリフォーム・リノベーション。経験や技術が必要だから。今、高垣工務店がお客様の指示をいただけるのは市川さんの存在があるから。これは間違いない。今、市川さんの心と技術を継承しようと若い高垣スタッフが増えている。ここ近年、台風が必ずといって紀伊半島を通過する。

 

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2018年の近畿を襲った台風では、対応させてもらった現場数250件。これは高垣で建てた“おうち”だけではなくて、「建てた会社が潰れたのでお願いしたい」といった声が多かった。高垣工務店はお家を建てさせて頂くエリアを、会社から1時間19分圏内と決めている。救急車119番のゴロと実際に市川さんやスタッフが面倒みれる圏内として設定した。これも、紀南のお客様と人生を共に生きるという高垣工務店の考えです!!

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