2020.08.22

社長ブログ

『復刻 バブル崩壊』

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先日、友人から「“STAY HOME”で暇すぎ!しゃーないから昔見たお前のコラム読み直したけど面白かったよ!」とラインを頂いた。てな訳で、今から11年前「2009年9月号」に書いたワクワク新聞を、この時期にもう一度皆さんにお役に立てると信じて、お届けさせて頂きたいと思います。その名もタイトルはズバリ「バブル崩壊」

 

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「原油高」「サブプライムローン」「株価大暴落」「100年に一度の不景気」連日連夜の暗いニュースに腹がたつ!!落ち込んでいる人に暗いニュースばかり言ってどうするねん!!会社でリストラ宣告をされ、家に帰ると子供がいじめで不登校、嫁が病気で寝込んでいる所に借金の取り立てが来るような環境耐えられるかー!おい日本!元気をくれ元気を!!こんな暗い状況を『何とか出来ないか』と私なりに考えて私の体験を語る事とします。こう見えましても私、『1990年代のバブル崩壊』のずっと以前、当時6歳の時にバブル崩壊を体験した事があります。今回は僕のそんな貴重な体験がこの不景気を生き抜く皆様のお役に立つのではと勝手に思い込み『バブル崩壊』と題しまして語らして頂きます。

 

以前にも書かしてもらいましたが、5歳までお母ちゃんと弟と過ごし、6歳で幼稚園デビューの僕は当時完全な落ちこぼれでした。かくれんぼ10までしか数えられない!ハーモニカ何処を吸うのか吐くのかわからない、ついでに年中季節を問わず鼻水を垂らしていた。家では2歳年下の弟に「兄ちゃんは何でもできる」と尊敬されていたプライドも、幼稚園ではズタズタ。そんなある日、転機が訪れた!『先生がお金の勉強をさせようと』3班に別れて“お店ごっこ”をすることなった。しかも、店舗、商品は全て自分達で手作り。ダンボール、空箱、かみ、ハッポースチロールを使って作れというルール。僕に希望の光が見えた。小さい頃から裕福でなかった石山家では欲しいおもちゃは自分で作れ」と言う暗黙のルールがあった。ハサミ、カッター、セロテープ、ノリのみが弟と僕に個々に与えられていた。家、ロボット、パチンコ、車いろんな物を箱などで作った。だから僕には有難いルールだった。

 

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僕の班はレストランをする事になった。冷蔵庫や洗濯機などの大きいダンボール箱で店を作った。園児だからみんなで中に入って遊べた。僕が提案して作った店舗は自分で言うのもなんだがずば抜けてカッコよかった。先生がみんなの前で「わからない事があったら石山君に聞くように」と褒めてくれた。他の班は“ホテル”と“八百屋”をする事になった。みんなが僕に作成を求めてきた。レストランは僕が作ったリアルなエビフライと目玉焼きのメニューが大好評。連日売れまくった。まさに『カリスマ』だった。そんなノリノリの僕に恋の話舞い上がる!さわみちゃんという女の子から便所に呼び出され告白された。

 

「石山君が好き」人生最初で最後の“モテ期”だった。さわみちゃんはホストクラブにはまった女性のように、毎日僕のためにレストランに通って大金を落としてくれた。

 

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僕もさわみちゃんをカモと思い毎日誘った。僕はあらあらしくお金を使っているみんなが解らなかった。レストランは大繁盛。しかし僕は一円もお金を使わなかった。貯まっていくお金を数える事が楽しかった。このゲームは一番お金を貯めた奴が勝ちなんだと!勝手に思っていた。そんなある日先生がみんなを集合させた。僕はついに『金持ちNO.1』の表彰をされるものだと思い込んでいた。なぜか先生の隣にはさわみちゃんが立っていた。「みなさ〜ん。さわみちゃんがお金を全て使ってしまいました。可哀想なのでもう一度お金を集めます。みなさん返してください。」「え〜〜〜っ!!!!」

バブル崩壊!!とここまで気持ちよく熱く語ったが、これが皆さんにどう役にたつのかと着地点を立証できないまま、いつものように自己満足で勝手に終わりたいと思います。ご静聴ありがとうございました。

 

と、11年経った今も立証できてません。ご静聴ありがとうございました。

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