2020.08.29

社長ブログ

『真赤な自転車』

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「のぶ、あゆちゃんに自転車買ってあげて」先日、嫁のきえちゃんが、僕が夜仕事から疲れて帰ってきた時の第一声でした。いつもは、「お姉ちゃんのお下がりの自転車あるやん。まだ乗れるで!」と返していたのですが。今回は事情が少し違うようで、「とりあえず、あゆちゃんの話を聞いてあげて!」という事で次女のあゆちゃんとお話をした!石山家のルールで欲しい物を買ってもらう時は“プレゼン”をする事になっていてた。「友達が持っているから」シリーズはアウト!!熱い思いで「自分はこの様な目的で使うから買って下さい」と子供達にプレゼンさせていたが、次女のあゆちゃん(新小学5年生)はクールな性格であまり「買って!」を言わない子でした。そんなあゆちゃんが辛そうに、「お父さん自転車欲しいんや!」「なんで」「自転車小さすぎるねん」「え!そんなに小さいの・・・!?」どうやら、お下がりの自転車は、お姉ちゃんが幼稚園の時に買った真赤な18インチの自転車でした。

 

小学校2年生くらいまでは良かったらしいのですが、小学校3年生くらいから、みんなが新しい自転車を買ってもらい、一緒にスーパーまでお菓子を買いに行くが、どうしても自分の自転車では、一生懸命ペダルを漕いでもみんなから遅れてしまい、走った方が早かったから、自分だけずっと走っていたとお話してくれた!僕らが子供の頃は高級なものはすぐ買ってもらえなかったから、“辛抱”を教える意味で我慢させていたが、子供の成長は早いもんで、全然気付いてませんでした。お父さん反省( ̄◇ ̄;)

 

あゆちゃん曰く、自転車を買ってもらう事は諦めていたらしく、ずっと走っていたのですが、先日、お母さんが“マイ自転車”を買い、「一緒に自転車で買い物に行こう!」と誘われて、18インチの自転車のサドルを最大に高くしてスーパーにいったら、絶対に会いたくない同級生の男の子に見つかってしまい、笑われたのが辛かった。ここまで涙ながらに言われたら「お父さんごめんなさい」と思えてきた。きえちゃんに聞いても、「あゆちゃん一所懸命漕いでいるのに、全然進んでいなかったから可哀想になってきた!」と言われたが想像したら、少し笑えてきた!「あゆちゃんお父さんに任せなさい」

 

早速、高垣工務店のOBのお客様の“万呂のマエダ自転車店”の前田さんにご相談!!「それは、あゆちゃん可哀想すぎる!ちょうどいいのあるよ!」自転車はいつも前田さんの所で購入!それは、ベイジュ色の少しクラシックな自転車でした!携帯で写真を取って、あゆちゃんに見せたら「これ可愛いい。これがいい!」といってくれた!!早速購入!あゆちゃん配達が待ちきれずに取りに行かせてもらった。やっと友達と買い物や遊びに行く相棒が手に入ったが、コロナ警報の真っ只中。「お父さん自転車に乗りたい」とのリクエスト。僕の休みに家族で熊野古道沿いをサイクリングを企画!住んでいるところが、人には中々会えない田舎で良かった!と初めて思った。

 

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長女のもえちゃんと、次女のあゆちゃんと僕と3人で熊野古道の滝尻王子までサイクリング。3女のゆみ(5歳)は、あゆちゃんのお下がりの自転車をもらい、コマなし自転車の練習をきえちゃんとする事にした。5年生の乗っていた自転車が、5歳にぴったりだったので、本当にあゆちゃんに申し訳なかった!夕方、サイクリングから帰ってきた時、3女のゆみが、川沿いのグランドで自転車レッスンをしていた!驚いた事に1日で乗れる様になっていた!

 

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お姉ちゃん達に拍手されながら、自慢げに姉妹三代続く真赤な18インチの自転車を乗り回すゆみの成長が嬉しかった。家族みんなで誰もいない、桜の下で記念写真をとった。最近、世の中のいろんな出来事で悩んでいたが、それも吹っ飛んで幸せだと思えた。家族に感謝

 

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