2024.10.03
家づくり日記
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2023.03.10
家づくり日記
新築を検討している方の中で断熱材の効果を詳細に理解している方は多くはないと思われます。
そこで今回の記事では、断熱材の効果と施工方法、種類をご紹介します。
断熱材は家の性能を担う大切な要素です。
この記事で理解して快適な暮らしを手に入れましょう。
断熱材とは、その名の通り熱を遮断するものです。
建物の外部に面する床や壁に貼り付けられます。
室内と室外の熱交換を遮断し、室内の温度を一定に保ちます。
しかし、断熱材だけでは完全に熱交換を断てないことに注意しましょう。
また、断熱材は建物の気密性を上げる役割も果たします。
気密性が低いとクーラーで調節した室内の空気も外に逃げてしまいます。
冷暖房の電気代が高いご家庭は家の気密性、断熱性が低いことが原因かもしれません。
気密性、断熱性が向上することにより室内と室外の温度交換が限りなく小さくなり室内の温度が快適に保たれます。
断熱材を施工する方法は3つ存在します。
3つもあると家を建てる際にどの施工方法がご自身に合っているのか見分けづらいですよね。
そこで、以下でそれぞれの施工方法の特徴をご紹介します。
1.外張り断熱
柱の外側や外壁、屋根などに断熱材を貼り付ける工法です。
家の外側から断熱材で覆うため断熱材の隙間から熱が入り込むことがありません。
断熱性が高く、施工がしやすい工法です。
しかし、施工不良で断熱材が厚くなりすぎたり、地震などで家が揺れたりすると外側に貼り付けた断熱材が垂れさがってくる可能性があります。
外張り断熱の際は断熱材が垂れさがる危険を抑えるための対策工事をしましょう。
2.充填断熱
外壁や内壁、天井や床などに断熱材を充填する方法です。
家の構造の隙間を断熱材で充填するイメージです。
現在では、主流の施工方法になっています。
充填するだけなので外張り断熱よりも断熱効果は劣ってしまいますが、コストを抑えられます。
3.付加断熱
上記の2施工方法を両方行うのが付加断熱です。
家の外側にも隙間にも断熱材を使うためコストが一番高くなります。
断熱性を高くしたい方は付加断熱を選びましょう。
断熱性能が高い順に並べると付加断熱、外張り断熱、充填断熱となります。
コストと断熱性能は比例するため、予算と相談しながらどんな施工方法が良いのか検討しましょう。
お悩みの方はぜひ当社にご連絡ください。
上でご紹介した通り施工方法によってコスト、断熱性能が変わります。
また、断熱材に使う素材によってもコスト、断熱性能が変わってくるのです。
以下で断熱材によく使われている素材の特徴をご紹介するので断熱材選びの参考にしてください。
1.繊維系断熱材
細かい繊維の間に空気を閉じ込め断熱します。
繊維にも「無機質系」「木質繊維系」の2種類があります。
・グラスウール
・ロックウール
ガラスや鉱物を素材としているため耐火性があります。
価格も安く、防音、吸音性に優れています。
中にほんの少しですが、ホルムアルデヒド等の有害物質が含まれているので、気になる方は木質繊維系をおすすめします。
・セルロースファイバー
・インシュレーションボード
有害物質を含まず、防音、吸湿性に優れています。
無機質系は湿気を調節しないため別に防湿材の施工が必要になりますが、木質繊維系は必要ありません。
一方で、価格が高い、防虫効果が薄いといったデメリットがあります。
2.天然素材系断熱材
・羊毛断熱材
・炭化コルク
天然素材であるため体に優しいです。
断熱性能も申し分ありません。
しかし、その分コストが高くなります。
健康を第一に考える方におすすめの素材です。
3.発泡プラスチック系断熱材
・押出発泡ポリスチレン
・ビーズ法ポリスチレン
・ウレタンフォーム
・フェノールフォーム
発泡剤を使ってプラスチックやウレタン、ポリスチレンなどに細かな気泡を作り断熱します。
薄く、水や湿気に強いのが特徴です。
加工しやすいため、どんな隙間も埋めてしまい家の気密性を上げます。
断熱性が高い分、他の断熱材と比べると少しコストがかかってしまいます。
発泡プラスチックの中でもウレタンフォーム、フェノールフォームは高い断熱性を誇ります。
以上がそれぞれの断熱材の特徴です。
素材ごとにメリット・デメリットがあります。
コスト、断熱性、健康、何を最重要条件とするのかによってどの断熱素材にするのかを決めましょう。
当社は和歌山県田辺市周辺で家を建てるお手伝いをしています。
断熱材の素材選びでお困りの方はぜひご相談ください。
断熱材の役割と施工方法、種類ごとの特徴をご紹介しました。
施工方法も素材の種類も家にかけられる予算と相談しながら何にするのか決めていくことがおすすめです。
断熱材にもこだわって快適な暮らしを実現させましょう。
その快適な暮らしの実現に当社の知識と経験を存分に活用してください。
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