2026.07.27
社長ブログ
『少年よ、大志を抱け』
-わくわく新聞 2026年7,8月号コラムより― いきなりですが父ちゃんの事書きます。 僕の父ちゃんは、昭和13年5月3日、北は北海道の7人
2026.08.02
社長ブログ
WRITER石山 登啓
-わくわく新聞 2024年11月号コラムより―
突然ですが、最近の父ちゃんのこと書きます。
昨年6月に、
長年連れ添った母ちゃんが亡くなりました。
2人で支え合いながらなんとか生きてきましたが、
パーキンソン病を患っている父ちゃんが1人で生きていくことは大変難しく、
あんなにお世話になったのに、
僕たち息子が一緒に住む覚悟もできず。
老人ホームでお世話になる事になりました。

「日本の介護業界ってスゲーな!!」
担当のケアマネージャーさんが、
ちゃんと父ちゃんに合った施設を探し出してくれました。
施設は住み慣れた地元白浜で、
そこで働かれている職員の皆様は、
娘の習い事のママ友だったり、
友達のおばちゃんだったり、
ご近所の方だったりと、
知っている人にお世話になる安心感があります。

ただ不安は、
他人との共同生活を父ちゃんが馴染むのか?
「石山さん、
ご利用者の皆さんと楽しんで
馴染んでおりますよ。」
とスタッフさんから教えて頂き、
ホッとした。

施設に入った当初は、
僕が不安で父ちゃんに会いに頻繁に通っていたが、
少しづつ落ちつき出したある日、
施設から突然電話があった。
「石山さんが、
非常階段から施設を
脱出しようとされました。」
「えーー!」

急遽、施設に駆け付けて事情を聞いた。
父ちゃんは、夜に非常階段を下りて抜け出そうとしたところを、
スタッフさんに見つかったらしい。
パーキンソン病で、腰が直角に曲がり、
歩幅もちょこちょこしか歩けない父ちゃんが
どうやって脱出しようとしたのか、
逆に興味が湧いてきた。

目撃情報によれば、
重い非常階段の扉を自力で開けた後、
階段の手すりを右手で握りながら、
ちょこちょこ足でゆっくり階段を下りながら、
左手には、なんと車椅子のハンドルを握りしめ、
肩にかかげながら降りる異様な風景だったらしい。
施設の皆さんには大変失礼でしたが笑ってしまった。
その風景想像したら面白かった。
「なんで父ちゃん、脱出なんかしようとしたの?」
「外に出てみたかった!!」

進撃の巨人のエレンの様な、
大変真っすぐな意見だと思いました。
「父ちゃん、そんな事して怪我したら、
スタッフの皆様のご迷惑にもなるし、
そもそも、この非常階段を下りても、
1階のフローア―に降りるだけで、
脱出できないんだよ」
「そうか・・・・。」

少し寂しそうな父ちゃんをなだめながら施設を後にした。
次の日・・・・
またまた、施設から電話があった。
「昨夜、石山さんが、
また非常階段から脱出されようとされました。」
「えーーーー!!」

昨日に引き続き施設に行って父ちゃんに、昨日と同じ質問をした。
「なんで、また脱出しようとしたの」
「外に出て見たかった」

同じ答えが返ってきた。
「プリズン・ブレイクか!!」
思わず叫んでしまった。

アメリカのサスペンスドラマ、
無実で捕まった兄を助け出そうと、自らも犯罪を犯し捕まり兄と同じ刑務所から、
何度も脱出しようとする弟マイケルの様な勢いを感じたが、
刑務所の設計図を全身にタトゥーで彫り込んで脱出を企てるマイケルの様な緻密な計画性は持ち合わせておらず、
外に繋がっていない非常階段を「下りたら脱出できる」という信念と勢いだけで乗り切ろうとする父と
僕にも同じ血が流れてるのだという残念さが合い交わって、
複雑な感情になった。
「天国の母ちゃん、あなたの旦那、
またなんかやらかしました!!」

『お施主さまとは生涯のお付合い』だと思っております。人生で一番高い買い物。家の性能はもちろんですが、紀南地方は台風や雨・風が凄い地域。家を守る事と、お施主さま家族と人生の苦楽を共に生きる、生涯お付合いできる仲間を育てるのが私の使命だと勝手に思っております。家だけでなく、そんな暑苦しい会社ごとかってください!!
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