2026.08.02
社長ブログ
『プリズン・ブレイクか!!』
-わくわく新聞 2024年11月号コラムより― 突然ですが、最近の父ちゃんのこと書きます。 昨年6月に、長年連れ添った母ちゃんが亡くなりまし
2026.08.04
社長ブログ
WRITER石山 登啓
-わくわく新聞 2024年12月号コラムより―
前回、父ちゃんが老人ホームを脱走しようとしたことを書いた。
びっくりするぐらいの反響があり、
高校生から80代の方まで「面白い」とのお言葉をいただきました。
このコラム書き始めて20年。
ネタも尽きてきたとこもあり、困ったところに父ちゃん登場。
『立っているものはお親でも使え』とはいったもので、
パーキンソン病で車椅子の生活をしている父親を
無理やり立たせて使おうとする息子をお許しください <(_ _)>

“とりあえず”の懺悔も終えたところで、
今回も父ちゃんの事書きます!!
またうちの父ちゃんがやらかしてくれました。
今、僕と弟は、父ちゃんがお世話になっている老人ホームに
月に一度のペースでお伺して、父ちゃんを連れ出し、
病院や買い物に行き、母ちゃんのお墓参りの後、
実家で大好きなウナギを食べる、
それが父ちゃんの楽しみだった。

いつもの様に実家でくつろいでいる時に、
急に父ちゃんがかしこまり出して、
「お前たちに大事な話がある。」
と、正座をさせられた。
弟と二人して正座させられるのは昔から決まって怒られるときだったが、
唐突に・・
「今も、お母ちゃんが世界で一番大好きな人だが・・・・。
新しい人が出来てもいいか?」
一瞬何を言っているのかわからなかったが、
弟が、
「お父ちゃんそれって・・・
再婚?」
父ちゃんは遠い目をしていた。
僕は衝撃で言葉も出なかった。
今までの人生で父ちゃんの女性の浮いた話なんか聞いた事ない。
真面目一徹の父ちゃんから母ちゃん以外の女性の話を聞くなんて思っちゃいなかった。

50歳の息子。
この歳になって新しいおかんができるとは・・・・
いやいや、話は早すぎる。
ただ、弟は、
「僕も兄ちゃんもいいと思うよ、
お父ちゃんの人生だから全然いいよ。
母ちゃんも許してくれるよ。」
新しい母ちゃんを受け入れる度量の弟に驚いた。

弟に後で聞いたら
「たまにボケた事を言うから、
その延長なのかな?
ぐらいと思って言った」
らしい。
それから父ちゃんはその話題には触れなかった。
後日、どうしても80代の婚活が気になり、
真相を確かめるべく、施設の方に聞かせて頂いた。
「先日、父ちゃんが
新しい人が出来たみたいな話をしていたのですが
本当でしょうか?」

スタッフさんが親切に教えてくださった。
「先日、スタッフのヘルパーさんに
お手紙を渡された件だと思います。」
「お手紙!?」

どうやら、父ちゃんは利用者さんじゃなくて、
ズーズーしくも、綺麗なスタッフさんにお手紙を渡されたそうな。
また、お手紙のタイトルが“恋文”と書かれており、
先ほど亡くなられた我らがアイドル中山美穂の代表映画”Love Letter”
そう。
ラブレターの事。

“恋文”ってかっこいいな父ちゃん。
だけど多分それ普通タイトルに使わないと思うよ。
だってタイトルだけで伝えたい事バレちゃうよ!!
そんな、思いもなんのその、
感情のまま書かれた恋文は、
「あなたの事を思うと夜も眠れない」
といった、
10代の主張の様な内容を熱烈な文章で綴っており、
どうしてこんな文章が書けるのだろうか?
そういえば、父ちゃんの唯一の趣味は俳句だった。
『大変、お金のかからない趣味で良い』と母ちゃんも認めていた。
お金をかけずに学んだ五・七・五の俳句のリズムが小粋なビートを奏でていた。
こんな所にいかされるんだね父ちゃん。

また、思いを寄せるスタッフさんが夜勤の時は、
コールボタンを押す回数がやたら増えるらしい。
父ちゃん
「あなたの事を思うと眠れない夜」
を、都合よく使えていると思います( ̄▽ ̄)
息子として、本来、僕達子供が父の面倒見なきゃいけないのに、
父は望んでいない施設に入ったわけだが、
そこで素敵なスタッフさん達に囲まれて、
恋ができるのは素敵な事だと思います。

学生時代、授業は面白くなかったけど、
好きな子がいるだけで生活が楽しくなる様な、
完全な素敵な片思いではありますが、
相手の方にご迷惑をかからない程度に、
父ちゃんが施設を楽しんで頂けたらと願います。
ご清聴ありがとうございました<(_ _)>

天国の母ちゃんへお元気ですか?
あなたの旦那、一周忌終わった瞬間、
思いっきり婚活初めております。
それではまた、お便りします。
お母ちゃんへ

『お施主さまとは生涯のお付合い』だと思っております。人生で一番高い買い物。家の性能はもちろんですが、紀南地方は台風や雨・風が凄い地域。家を守る事と、お施主さま家族と人生の苦楽を共に生きる、生涯お付合いできる仲間を育てるのが私の使命だと勝手に思っております。家だけでなく、そんな暑苦しい会社ごとかってください!!
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