『契約社員　統括部長　奮闘記！！』

-契約社員奮闘編-

「石山くん会社の経営を手伝ってください。」現場監督の市川さんからお言葉を頂いた。社長の病気の回復に時間がかかると判断した会社は、倒れた高垣社長の看病をされている奥様のすみよさんと現場監督の市川さんが“２人社長”という珍しい男女ユニットの“ル・クプル”の様な形を取り、プラス、契約社員の統括部長という微妙なラインナップでお届けしていた。

社長ブログ

しかし、今思えば毎日が全力だった。すみよさんも市川さんも、覚悟していなく、突如やってきた責任と重圧と戦っていたように思うし。僕もやったことのないマーケティングを任された。そもそも“マーケティング”って何？言葉がしっくりこない。調べた結果、僕なりの解釈。　僕の中で、キング　オブ　クラスの人気者は小学校の同級生の散髪屋の“しんちゃん”だった。彼が考える、“鬼ゴッコ”や“かくれんぼ”は一味工夫されており、低学年も高学年もみんなが楽しく参加できるルールを作り出し、そのプレゼンもみんなをワクワクさせた。だから、しんちゃんはクラスの人気者だった。その公式で、お客様も協力業者もスタッフも自分も楽しめる家づくりのルールを作ったらいい！！そんな幸せな工務店にしたいと思った。そこで、まず、統括部長として一番最初に取り組んだ問題は、“会社のイメージ改善”社長が倒れてどうしても不安なイメージが…なんとか払拭せねば！！で、僕が頼ろうと思ったのは、大工さん。大工さんは僕の憧れのヒーロー。高垣工務店には腕のいい大工さんが多かった、決して、おしゃべりは上手ではないが、人柄と腕は良かった。大工さんを集めてお願いをした。「今、高垣工務店のイメージを立て直す為に、大工さん達の力が必要です。是非、会社のシンボルになってください。御協力をお願いしたいです。」「まー石山が言うなら、しゃーない、協力したる。」そんな御言葉から、おうちを建てている現場に貼るシートに、体全身と顔を載せた名前入りの特大イメージシートを作ったら大工さんからクレームの嵐！「石山でかすぎる！！恥ずかしいから、お前らが出ろ！」僕も必死に応戦の逆ギレ！「協力してくれるって言ったじゃないですか？あれは嘘だったんですか！？」「そんなら、まーしゃーないな〜」ホントいい人達。諦めてくれた。それから数日後、大工さんから連絡があった。大きなシートを貼っている為、道行く人たちが、現場に興味を持ち出し、知り合いの方から「あの大きな現場一人でやられるんですね。大変ですね。」とか、息子さんから、「お父さんって凄いんだね」と尊敬されたりで、結果「石山、あれ、まんざらじゃないぞ！」と言ってくれる様になった。「家をつくることを仕事にできる幸せ」と書いている手前、いつも以上に現場を掃除して頂き、近隣の方々にも丁寧に挨拶していただける様になった。イメージシートで大工さんの自尊心もパフォーマンスも上がった。次に、取り組んだ問題は、お客様との打合せ。これも、社長の倒れている会社のイメージが邪魔して、お客さんからの質問で、「この会社は存続できるのですか？」「会社が潰れたら、誰が家の面倒を見てくれるんですか？」「誰が指揮をとっているのですか？」と言った御質問が多かった。いかにお客様から、頼もしく、強そうに、楽しく、存続できる会社になれるか！これは、僕の個人的な感想なのだが、どうしても、社長って孤独なイメージがある。一人で会社の全てを抱える苦悩の日々。僕には、初期の仮面ライダーに見えた。いけてない。全然楽しそうじゃない！それに対して、ヒーロー戦隊の先駆け“ゴレンジャー”は、かなりカッコ良かった。

社長ブログ

仲良くチームで戦う！リーダー情熱の　赤レンジャー、クールなNO.2 　青レンジャー、お笑い担当ポッチャリ　黄レンジャー、自然を愛する癒しの　緑レンジャー、紅一点色気の　桃レンジャー　5人でチーム編成をする。これを、高垣の打ち合わせに導入した。普通、営業さんが一人で打ち合わせしている会社が多いが、高垣工務店はあえてゴレンジャー理論、リーダー、お客様窓口、設計士、現場監督、カラーコーディネーター複数で打ち合わせする様にした。嫁のきえちゃんが言っていたが、人生で一番心地よかったのは、結婚式の衣装合わせの時だったらしい。心地よい声をかけられながら、ヘアーとメイクをセットしてくれる瞬間、大変心地良かったらしい。家づくりのプロが、共に自分の未来を考えて、心地よく提案してくれる。これを、やりたかった。結果、お客様がスタッフを信頼してくれて、それどころか、ファンになってくださる様になった。

おっと、お話しすぎた。今月はここまで、次回『契約社員　統括部長　奮闘記　NO.２！！』お楽しみに！

この記事のカテゴリ：

社長ブログ

お知らせ・ブログ一覧ページに戻る

Same category